Newsletter NO.15-5

フェアウェル交歓会

文責:清華事務室

7月22日に約70名を一堂に介し、合同プログラムフェアウェル交歓会が開催されました。今回は東工大での一年間の研究を終えて帰国する清華大10期生と清華大に飛び立つ東工大11期生の壮行会で、酷暑を吹き飛ばす活気のある会になりました。
三島学長の挨拶では、10周年の式典を無事に終え、11年目に入り、ますます活発な交流が図れているとプログラムの現状について話されました。また、学内の別のプログラム(日中韓先進科学技術大学教育環:キャンパスアジア)が採択された根底には、修士課程における日本初のダブルディグリープログラムとして新しい国際連携のモデルともなっているこの合同プログラムがあると話され、プログラムの意義と大事な位置づけを再認識しました。
スポンサー企業を代表して株式会社堀場製作所の河野猛様より学生への激励のご祝辞を頂戴し、岡田理事・副学長の乾杯の挨拶のあと、出席者の皆さまがそれぞれの立場の垣根を越えて、会場のあちらこちらで談笑の輪が拡がっていました。7月11日の清華大卒業式に出席し、帰国したばかりの東工大9期生たちは手にした清華大の卒業証書や学位記を自慢げに披露し、出席者の皆さまにやり遂げた満足感を身振り手振りで表していました。

news15-5-01.png


news15-5-02.pngそして、会のメインともいえる学生の一言挨拶の時間。最初はなかなか前に出たがらないそぶりを見せていたものの、いざ自分の挨拶の番になると日本語、中国語をミックスさせ、留学中のエピソード等を面白おかしく話しており、会場内を和やかな雰囲気にしてくれました。留学を控えた学生、留学から帰国したばかりの学生、留学を終えて帰国日が迫って来た学生、それぞれの立場で話す内容にプログラムの流れを感じられます。
特に気を引いたのは修了生の挨拶です。自分の近況を話すこと以上に後輩たちへのアドバイス、エールがとても参加者の心に響きました。いかにこのプログラムで体験したことが実社会で自分の力になっているかなど、留学間近で不安なプログラム生に励みになる話をしてくれました。また、就活を無事に終えたプログラム生も単なる留学でなく、両大学の正規生として学位を持てるということがいかに就活でも役に立つかを感じているようで、プログラムの意義を実感してくれているようでした。
このような上下間の交流、両大学間の助け合い、共存は単年ごとに新しくなるプログラムとは違い、10年継続してきたダブルディグリープログラムだからこそできる業ではないでしょうか。スポンサー企業、来賓の方からは前向きで優秀なプログラム生たちに接することでとてもパワーをもらえるとお褒めの言葉をいただき、関係者としては嬉しい限りです。
今後も20周年に向け、アカデミックにも両国友好にも更なる飛躍が訪れるように関係者一同、微力ながらも邁進して参いりたいと思います。

news15-5-03.png

★スポンサー企業・ご来賓の皆さま★

詳細PDF

▲Page top