私は、海外で研究生活を過ごしてみたいという気持ちがあり、先生に相談して修士論文にギリギリ影響しない1か月間、KAISTで研究留学を行っています。今はちょうど2週間が終わり、これまでの所感を残したいと思います。
◆学内での研究について
東京科学大学では、高校生に向けて情報教育について学習してもらうゲーミング教材の開発をしています。教育という観点から教材を開発しているので、KAISTでは、ゲームについて深く学びたいと思い、ゲームの社会的影響について研究している研究室を志望しました。
今は、週に1回あるセミナーへの参加と個人の研究を進めています。また、イギリスの大学と共同研究をしており、そのミーティングにも参加させてもらっています。はじめの一週間は、環境や生活に慣れることに必死で、怒涛のように過ぎ去ってしまいました。そして、二週目になって、ようやく研究に集中できるようになりました。ですが、1か月の半分が終わるので、時の流れのはやさに焦りも感じています汗。
◆生活について
学内にいると困ることはほぼありません。病院やジム、食堂、コンビニあらゆるものが揃っています。※ただ、寮にキッチンはないので、自炊はできません。
KAISTの敷地は、歩くと1時間かかるくらい広いです。なので、食堂やカフェの数も複数あります。お昼は研究室のメンバーが学食に連れて行ってくれ、その後、カフェによって、アイスティーや飲み物をもって研究室に変える。この流れが鉄板になっています。
私は、来た当初、テンションが上がり、韓国料理をたくさん食べていました。サムギョプサル、キムチチゲ、ビビンバ、チヂミ、ラーメンなどなど…
とっても美味しいのですが、辛いものや香辛料を食べすぎると、お腹を壊すこともあったので、日本から薬を持ってきておくといいかもしれません泣。
◆KAISTに来てよかった
旅行が好きで、これまでヨーロッパやアメリカを中心とした数十カ国行きました。アジアに見向きもしなかった私ですが、韓国に来てよかったなぁと思うことがあります。
1. 共通の話題が多く、話しやすい
日本に行ったことがある人・日本の文化に興味を持ってくれている人も多いことや、K-popなど韓国について知っていることも多いので、色々な話題で話せるのが楽しいです。
2. 食事が似ている
私は割と日本食が食べたくなる人間です。旅行に行くときは常に、どん兵衛をスーツケースにいれています笑。韓国では、白米が食べられます。お漬物もあります。幸せです。
3. 金銭面的に助かる
今ヨーロッパやアメリカに行くと、物価高で色々大変です。韓国は日本と同じくらいなので、生活もしやすいです。
4. そして、なんといっても、人が優しい!
KAIST滞在中はBuddyがついてくれるのですが、色々な面でサポートしてくれるので、不安も解消されます。また、研究室の先生や学生、コンビニの店員さんまで、とにかく優しい人が多く、とても支えられています。
◆最後に
1か月という短い期間ですが、とても貴重な経験をさせていただいています。
研究室に入ることは、現地の学生や先生とより密にコミュニケーションを取ることができます。授業は受けているだけで、何もしなくても情報が入ってきますが、研究では、自分からわからないところを聞き、コミュニケーションを取らないと手に入らない情報があります。より積極的になる必要はありますが、得られることも大きいです。
このプログラムに参加しようか迷っている方はぜひ応募してみてほしいです。私を含む、これまでの方々のブログをきっかけに、留学への一歩を踏み出せたなら嬉しいです。
キャンパスを一緒に歩いていると、韓国の国花(無窮花(ムグンファ))について、教えてくれました。日常にある些細な会話から発見も多いです。