活動総括 (パイロットプログラム期:平成23~27年度) 上手く行った点
  • 成績管理等の質の保証を伴う単位互換をはじめ、2つの大学で修士号が取得出来るダブルディグリーの基本が確立された。
  • サマープログラムを開始し、TKT3大学のみならず、欧米の大学を含む多くの短期滞在留学生を受入れる体制が整えられた。
  • 同時に、東工大から学生を派遣するプログラムも充実し、さらに帰国後、海外の大学に留学を考える学生が増えて来た。
  • 同CAMPUS Asia Consortiumに参加する日中韓の他の大学との交流も始まり、TKT3大学に限らない、プログラムの展開が可能になりつつある。
難しかった点
  • 学部と大学院の学生を分けずに受入プログラムを実施したため、講義内容や研究室での研究活動の最適化が難しかった。
  • 研究室での研究活動で、時に、学生と教員との方向性のマッチングを取ることが難しい場面があった。
  • 初期の頃、プログラム内容を理解しないで来日した学生がいて、情報発信と情報共有が重要であることを経験した。
改善点
  • サマープログラムなどは、学部生と大学院生のそれぞれに適した内容を検討し、講義を中心としたプログラムと研究室での研究活動を中心としたプログラムに分ける等、学生の学年と経験に適した制度設計を進めている。
  • 留学生を受入れることが可能な教員リストを充実させ、留学生が実施可能な研究課題、滞在期間、参加可能な学年、事前に要求されることなどを明記して、Webで公開した。これにより、留学を希望する学生が、指導教員の希望を記載する際の情報源として活用されるようになる。
  • プログラム内容の情報共有のみならず、教員がどのような研究成果をあげているかなどが見えるよう、ニュース性の高い情報発信も強化している。