【KAIST】冬のKAISTはいいぞ(高橋拓也)

情報理工学院情報工学系 高橋拓也

KAISTに来てから1週間ほど経ちました。ブログとしていろいろ話したいことがあるので長くなると思いますが、悪しからず。

今回研究留学という名目でKAISTに来ています。名前の通りこちらの学校で授業を受けることはなく研究室に所属して活動を行うのみとなっています。非常にシンプル。

時期としては2022/12中頃 - 2023/1 となっていて約1ヶ月半韓国に滞在する感じです。長いのか短いのか微妙にわからない期間です。長いと思えば長いけど多分終わってみればあっという間だと思います。

韓国の冬の生活は日本と似ている部分が多いですが、気候の点が大きく異なります。KAISTがあるDaejeonでは平均気温が-7,8度程度になり、日本と比べると北陸や北海道急の寒さになります。寒い日は-15度程度になるため、防寒は必須です。しかし、屋内は暖房設備が整っているため非常に暖かいですね。そのため、屋内と外の寒暖差が激しく、体調を崩しやすい点に注意する必要があります。食事は韓国料理をはじめとしてラボの学生と共に取っています。私は辛いものが苦手なので注文する際に辛くなさそうなものを注文するのですが、それでも辛い食事を引き当てることがしばしばありその時は大変です。

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寒い日のKAIST周辺

生活は学校側が用意してくれた寮で生活しています。暖房がなくて大丈夫かと思いましたが、韓国では床暖房が冬は主流なのか暖房がなくても全然あったかいです。日本にもあって欲しいくらい保温性能が高い。日本の友達、身内としばらく会えないから寂しいかと思ったけどルームメイトが一緒にきた日本人なのであんまり寂しくない。留学先にて母国語で話せる人がそばにいるのは超デカいです。これほど安心できる要素は他に日本食が食える食堂くらい。

韓国に来るといろいろと細かいところで日本と違う部分を感じます。韓国のセブンは日本と全然違うし、生活のほぼ全てがカード決済だし、めちゃゴルフの打ちっぱなし街中にあるし。

でも総じて思ったのは、KAISTは教育機関としてすごくいいってことです。東工大の留学プログラムのブログで言うのもなんですが東工大より全然いいです、正直。良し悪しがあるのは当たり前ですが、自分の経験といろいろな学生にこの学校のことや韓国の教育、学生の環境などを拙い英語で質問した感触からとてもこの学校の学生が羨ましく感じられました。国策として設立されてから国からの多くの支援に加え、民間企業との密な連携、協力があり大きな資金、研究力を持っています。施設は地方であるため非常に広大で広い運動場が複数あるに加えてジムや大きな体育館、さらにはゴルフの練習場もあります。ゴルフ好きには嬉しい知らせ。

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KAISTの有料ジム(寮内に無料で使えるジムもあります)

さらに東工大に圧倒的に欠けている食堂の充実性と学生のワークスペースはKAISTは申し分ないです。学内にいくつもある食堂はどこもさまざまなメニューがあるに加えていっぱいの飲食店が入っているので学内の食事で飽きることはほぼないです。わざわざ外に出る手間が省けて非常に便利。さらに図書館をはじめとするさまざまな場所で学生が作業したり、友達と交流するスペースが設けられています。これだけスペースがあってご飯も美味しくて学生への援助がいろいろあって、、、羨ましい限りです。正直東工大は学食と学生の作業スペース作りだけは本当になんとかするべき。学生みんな困ってます。

研究に関しては次の記事でお話ししたいと思います。今回はまだきて1週間なのでこの程度にしておきます。KAISTは渡航する前に思っていた以上に素晴らしい学校ですね。大学院はこっちに行ってもいいんじゃないかと思ってしまうくらいです。是非興味あれば留学を検討してみてください。