【KAIST】KAIST に初めての留学をしました(T.K.)

私は今回 8/21~9/15 の期間で KAIST に約 1 か月留学をしました。

【プログラムの概要】 研究留学という形で希望した 3 つの研究室の内いずれか一つに所属します。平日は所属し た研究室内で行われている研究について論文を読んだりミーティングに参加したりして学んだり実験や測定の補助や見学を行ったりします。また、韓国語のクラスも設けられており 毎週水曜日に 2 時間ほど授業を受けました。

【研究室での活動】 1 週目はこれまでに出版された論文を読みスライドに内容をまとめたり現在行われている 研究に向けた測定機器のケースを CAD で作成したりしました。また、回路に用いる配線シ ートを切り取るためにレーザーカッティングも行いました。図書館内に Idea Factory とい う施設がありそこで様々な機械を用いた加工ができます。最初にライセンスを取得するた めに講習がありそれを受ければ使用する事が出来ます。私は 3D プリンターとレーザーカッ タ―のライセンスを取得しました。他には CNC 旋盤や Lathe があります。2週目も 1 週目 と同様に論文をまとめ金曜日にプレゼンテーション形式で発表しました。また、ケースも改良をして 3D プリンターで試作することを繰り返しました。結局ケースの改良は最終日まで 続きました。クリーンルームで研究のための材料を加工する過程も見学しました。 3,4週目も同様の活動を続けていました。グループディスカッションに参加したのは 3 週目 からでした。ほとんど話を伺うだけで終わりましたが、知らないことばかりで参加してよか ったと思っています。所属した研究室では昼食を毎日学生食堂でいる人全員で一緒に食べる習慣があります。その習慣のお陰で普段は忙しく話す機会を逃していた研究室の方たちと話す機会を持つ事が出来ました。

【Korean Conversation Class】 毎週水曜日に開講される韓国語の授業ではほとんど韓国語で先生が内容を話します。初学者向けのハングルの発音、読みから始まり日常におけるよく出くわす状況に用いる日常会話の文章や単語、数の数え方を学びました。Duolingo で勉強していた甲斐もあって頻繁に思い出したり言い換えてみたりする事が出来たのは嬉しかったのですがそれでも 2 カ月勉強してもまだ研究室の学生を韓国語で会話するのは難しかったので努力不足を感じました。 この気持ちはプログラム終了後の勉強意欲に昇華させたいと思っています。

【余暇時間】 基本的には寮で生活することになります。今回のプログラムには東京工業大学からは自分を含め 3 人、清華大学からは 2 人参加していました。同じキャンパスアジア+関連のプログラムを通じて留学に来ている NTU からの学生が 3 人いました。彼らと 2Q のサマープロ グラムで一緒だった KAIST の友達、Buddy の学生とでメンバーは多少変動しましたが毎週末どこかへ旅行しました。ソウルをはじめ、釜山、Everland 等、短期間に対して多くの場所に訪れました。また、今回の留学期間中に私の祖父母のお墓参りに行くことができました。 今まで知らなかった韓国の家族の事を知る事が出来て本当に良かったです。韓国の文化を肌で感じる中で今までの疑問に答えを見つける事も出来ました。所々に存在する日本と似 ているけど少し違うデザインや使用方法にも目を惹かれました。また、文化の違いを知るこ とは本当に大切だと今回の留学中に改めて強く思ったので他の国でも留学という形でなくても時間と予算を用意して行ってみようと思いました。残り僅かの日数ですが楽しみ切りたいと思います。参加する事が出来て本当によかったです。

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