【KAIST】KAISTに来てから1週間が経ちました。(K.U.)

● 日常生活に関して

 8月1日にKAISTのある大田に到着した。初日の寮だけ別の場所で、次の日に寮のお引越しが必要だったが、現地の学生バディがお手伝いしてくれたため、スムーズにうつることができた。研究活動開始まで3日ほどあったので大学周辺の飲食店やカフェ、ショッピングセンターを散策した。寮から徒歩10分弱で飲食店街に出ることができ、コンビニやスーパーに行くこともできる。コーヒーが大好きなのだが、周りにたくさんカフェがあるのでとても嬉しい。韓国では、食後にアイスアメリカーノをテイクアウトする習慣があり、私もメンターと一緒にコーヒーを片手にラボに戻る毎日が定着した。寮から20分ほど歩くと川沿いの緑豊かな散歩コースもあり人も多くないのでゆっくりできる。大学の外に出ると、英語が通じることはあまりなく、ハングルだらけの世界にはじめは戸惑った。今は、基本の韓国語の挨拶が通じたりハングルを読むことに慣れたりして外歩きも楽しく感じる。1週間が経ち、寮の生活にも慣れてきた。土日は大田の街をより散策してみたい。

● ラボでの研究に関して

今回所属するSystems and synthetic biologyラボでの研究テーマに「Learning the process of sequencing microbial strains」を選んだ。研究室に所属すること自体が初めてなので、初日に研究室のメンターの2人とお話をしながらテーマを決めた。また、キャンパスアジアプログラムのオリエンテーションがあり、同サマープログラムの清華大学の学生とも会うことができた。

ラボでは、研究テーマの目的や手段への理解を深めるために、メンターからいただいた論文のミニレビューやリサーチペーパーを読むことから始まった。次の日からはさっそく今回扱う微生物のStreptomycesを培養やgenomic DNAの抽出を行い、実際に手を動かしながらの学びが多い。メンターが常に横に付いていて、実験操作を0から丁寧に教わっている。10時頃からラボに入り、1日のほとんどを実験室とデスクの行き来で、実験操作の合間に実験プロトコールを調べることや、リサーチノートの作成を行っている。リサーチノートはその日中に毎日提出するもので、実験の手法だけでなく、自分が新たに学んだこともメモとして載せるため良い学習の機会となっている。

ラボの雰囲気はとてもアットホームで皆さんフレンドリーだ。ラボの中で私が唯一の外国人であり、最も若いこともあり、英語でのコミュニケーションもとてもやさしく居心地の良さを感じる。ランチやその後のブレイクタイムが楽しみである。

● コメント

今回が始めての留学経験です。ラボでの生活も初めてで、研究内容の理解だけでなく英語での会話にも頭を使うことから、この1週間はたくさんのエネルギーを消費しました。しかし同時に、初めての経験への楽しみや達成感を日々味わうことができています。残り3週間も楽しみながら、頑張りたいです。また、毎日ランチで大学周辺の様々な韓国料理のお店に行きますが、どれもとても美味しく、午後の活動の力になっています。美味しいごはんとコーヒーには困りません!

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