【NTU】留学中に病院へ行きたいとき(Y.K.)

 シンガポールについてから約一週間が経ちました。授業や研究が本格的に始まり、こちらでの生活にも徐々に慣れてきました。そんな中、環境の変化によるストレスや寮の部屋を清潔に保つことができていないことが原因なのか、おなかや胸を中心に蕁麻疹ができ、かゆみを伴い、唇も腫れてきたので、病院にかかりました。今は病院に2回通院し症状は治まり、いつも通りの生活に戻りつつあります。今回は留学中に体調が悪くなった時の対処法を書こうと思います。

 まず、私の場合は朝起きて服を着替えるときに身体に赤いぶつぶつができているのを見つけました。その日はそのままにしていたのですが、夜にとてもかゆくなり眠れず、蕁麻疹のようなものが広がっているように思いました。心配になり次の日に最寄り駅のショッピングモール内にある薬局を訪れました。そこはただの薬局で、病院ではありませんでしたが、医師のような方に相談ができ、アレルギー症状を抑える飲み薬とかゆみを止める塗り薬を処方してもらいました。それから二日ほど様子を見ましたが、変化はなく、唇も腫れ始めたので病院に行こうと思い、大学で加入している保険会社に電話をしました。とても親切に電話で対応をしてくれて、その日中に日本人の医者がいる病院を予約していただきました。そこでは詳しい原因はわかりませんでしたが、薬局でもらったのと同じ種類の薬をもらい、現地の皮膚科も紹介していただきました。会計も事前に保険会社に連絡していたため、病院が直接保険会社に費用請求をしてくれたので、必要な手続きは特にありませんでした。その後、保険会社と病院を通して、現地の専門医の先生を紹介していただき、通訳の先生もつけていただきました。そして、初診の2日後には専門医の方に見ていただくことができました。専門医では症状の原因がすぐにわかり、注射をうち、その次の日から症状が治っていきました。シンガポールや中国の病院ではすぐに注射が出てくるそうです。またナースはおらず、全て先生が注射を打つなど、治療を行います。通訳の先生がついてくれていたので、海外で初めて注射を打つときも安心して治療を受けることができました。専門医では保険会社の直接請求ができなかったので、現在日本円でおおよそ4万円ほど立て替えていますが、事が済んだら保険会社に請求する予定です。シンガポールは医療費が日本に比べて高いですね。事前にメールで請求に必要な書類を案内していただいたので、問題なく書類をもらうことができました。ほぼ症状は治まっていますが、一週間後に同じ専門医に行って症状を確認してもらう予定です。

 始めは薬局に行って、現地の薬局の方に相談しましたが、早めに保険会社に相談してもよかったと思います。海外で英語を使って症状の説明がうまくできる自信がなくても、保険会社を通して手厚く丁寧な対応を受けることができます。自分でなんとかしようとせず、まずは保険会社に連絡することをお勧めします。留学中に病院にかかることになったときに、参考になれば嬉しいです。

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