【NTU】シンガポールの博物館・美術館(A.N.)

シンガポールにはたくさんの観光名所がありますが、実は博物館もたくさんあります。これらの博物館ではシンガポール特有の多様な文化を垣間見ることができます。今回はここにきて私が訪れた博物館について紹介します。

・シンガポール国立博物館

まずは、観光地にもなっているシンガポール国立博物館です。残念ながら来年の1月まで改装をしているため、今回は半分しか見ることができませんでした。それでも、シンガポールの歴史網羅的に学ぶことができます。日本ではあまり通史的に歴史が学べる博物館がないので一箇所でその国についての背景を知ることができるのは画期的だなと感じます。先住民のいた頃からイギリス統治下、日本占領下、マレーシアからの独立、独立後の発展と順に追っていきます。また、順路にはStory of the Forestというチームラボのプロジェクションマッピングもあるので観光にもおすすめです。

・ナショナルギャラリー

次は国立美術館であるナショナルギャラリーです。建造物自体もイギリス植民地時代の市庁舎と国立最高裁判所を改装したもので外観が美しいです。コレクションも多く、展示も5階まであってとにかく広いです。私は美術品ももちろんですが、旧最高裁判所の法廷や拘置部屋を見ることができたのが面白かったです。

・アートサイエンスミュージアム

アートサイエンスミュージアムは科学と芸術のギャラリーで、建物自体も独特な形をしており、マリーナベイサンズなどと並ぶマリーナエリアのランドマークになっている。VRアートやチームラボとコラボしたIRアートなど、普通の博物館とは一味違い、体験型博物館のような内容です。今はThe World of Studio Ghibliという展示がやっていって、ジブリ作品の映像とコラボした展示をやっていました。

・プラナカン博物館

プラナカン博物館はシンガポールプラナカンの歴史や作品を見ることのできる博物館です。私はプラナカンを芸術の技法や建造のスタイルだと思っていましたが、プラナカン自体はシンガポールに移住した中華系移民そのものを指し、その集団がマレーシアや西洋の文化と触れ合うことで発展し今のデザインや技法を生み出したという経緯を知りました。プラナカンに触れたい人はカトン地区やエメラルド・ヒルだけでなくこのプラナカン博物館もおすすめです。

他にもアジア文明博物館やインド/マレー/中国のヘリテージセンターもあるのでこちらにいる間に行ければ良いなと思っています。

こういった場所では学生は大幅な割引を受けることができるので、日本から観光で行く際には学生証を持っていると便利です。留学生は学生ビザで居住者+学生の割引を受けられます。私は上記の博物館でお金がかかったのはアートサイエンスミュージアムだけですがこちらもマリーナベイサンズの会員になれば割引が受けられます。

シンガポールは多様な民族や文化が混ざり合っているので、博物館ひとつをとってもさまざまな切り口があり、とても興味深いなと思いました。ぜひシンガポールに観光や留学をする際にはこういった博物館も見てみてください。

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