【NTU】シンガポールの自然(Y.K.)

約4か月のNTU留学も残すところ半分となりました。授業に関しては、中間テストやプレゼン発表がありました。研究は先月からあまり進捗がなく、少し焦りを感じています。今回のブログでは、シンガポールの都市部ではなく、自然の側面について書こうと思います。シンガポールと聞くと、高層ビルや奇妙な形をした現代建築など都会のようなイメージを持っている人も多いと思いますが、実は東京23区ほどの国土のうち、約1/3が緑で覆われています。

まずNTU周辺は比較的田舎で、私の住んでいる寮の周りにはたくさんの動物が住んでいます。エントリーナンバー1番は猿です。寮は緑に囲まれていてそこには猿の親子が住んでいます。たまに猿が部屋に侵入してバナナを盗むことがあるという話をフラットメイトから聞きました。そしてこの前見かけたのは体長が1メートルほどのイグアナです。普通に寮にある池の周りを歩いていたので驚きました。他にも亀や鳥、リス、トカゲなど多くの動物が住んでいます。虫も多く住んでいて、ガやアリ、ハエは寮の中にも頻繁に出現します。特に小さいアリは部屋の中で行列を成すことがあります。これは結構シンガポールあるあるらしく、現地の友達にもらったアリを駆除する独餌を使って部屋のアリを撲滅することに成功しました。シンガポールに着いた頃はアリを気にしていませんでしたが、数がどんどん増え、時には皮膚を噛み、かゆみを伴うので、早めに駆除することをお勧めします。アリが入ってくる入口を見つけて、そこを塞ぐのも有効な手段とだと現地の友達に教えてもらいました。部屋のドアの下の隙間を埋めるための発砲スチロールを買って付けている人も多く見かけます。また、蚊については全く見かけません。2か月間の滞在中、虫よけスプレーは特に使用していませんが1回も蚊に刺されていません。

そして先日はシンガポールのCrocodile Farmを訪れました。そこでは、赤ちゃんワニから体長5mほどのワニまで、たくさんのワニを飼育していました。餌やり体験や赤ちゃんワニを触る体験などがあります。そこでもらったワニスープは何とも言えない味でした。Crocodile Farmはシンガポールではそこまで有名ではありませんが、個人的におススメスポットです。周りには湿地やジャングルを散策できる散歩道があり、シンガポールの自然が満喫できました。そして水族館や動物園も訪れました。そこでは日本で見ることのできるパンダなどの動物の他に、マレーバクや異様なほど尖った歯を持つ魚など、珍しいものを見ることができました。

シンガポールの都会は先進的でとても魅力的ですが、まるで異世界のような心休まる自然も広がっていて、イメージとは一味違うシンガポールを楽しむことができます。国土は小さいですがたくさんの見どころがあり、残り2か月でまだ見ていないスポットに行こうと思います。

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