はじめに
1月4日には慶州へフィールドトリップに行きました.慶州は新羅の首都だった場所で,様々な遺跡があり,日本でいう京都のような場所でした.石窟庵(ソックラム)や瞻星台(チョムソンデ)などを訪れ,韓国の歴史的建築物の魅力に感動を受けました.また,漆塗りをした食器に貝殻などを乗せて飾る韓国の伝統工芸を体験しました.
石窟庵(ソックラム)
石窟庵は洞窟の中にある,石でできた仏像でした.写真撮影が禁止だったためお伝えすることが難しいですが,照明によって照らされる仏像と光を浴びて光る額の金剛石が織りなす調和がとても素晴らしかったです.また,1つ気づいたことがありました.それは仏像の顔が微妙に日本のものと異なることです!これも何か仏教の発展過程と関係があるのでしょうか?
といった感じで私はかなり感銘を受けたのですが,石窟庵までの道が山道で急カーブの多い道だったため,同行した人がかなりひどい車酔いになってしまい鑑賞どころではなくなっていました.これだけは要注意情報です(笑).
瞻星台(チョムソンデ)
瞻星台(チョムソンデ)は東洋最古の天文台遺跡です.私は夕方に訪れたため,きれいにライトアップされていました.天文台ということだけ聞いていたので,中に入れるものかと思ったら全然そんなことはなかったです(笑).外から眺めるだけでしたが,とてもきれいでした.また,意外と高さがないことに驚きました.昔は今と比べ街頭などがなかったので,多少の高さでも星を観察するのに十分だったのでしょうか.
伝統工芸体験
螺鈿漆器という,漆塗りの器物に貝類の殻を用いて模様を入れる体験をしました.お箸とスプーンの持ち手部分を飾りつけしましたが,特にお箸は細く貝殻を乗せるのが大変でした.しかし,貝殻の形や配置を工夫して蝶々を入れたり,似た色を厳選して配置することでニンジンを作ったりするなどひと工夫して我ながらうまく作れたと思います!作ったカトラリーは母にプレゼントする予定ですが,写真を送ったところ上手だね,と褒められました(笑).
また,螺鈿漆器の体験の後は陶芸体験も行いました.まず泥の中心の合わせ方から,形を整えるところまでを教わりましたが,これがなかなかうまくいきません.とくに中心を合わせる際は腕に力が必要で,体力の問題ですぐに疲れ果ててしまいました.一方で形を整えるときは力を抜いたり繊細な調節が必要で,少しでもずれたら形が大きく変わってしまいます.結局,指導していただいた方に大幅修正していただいて無事にお猪口と徳利を完成させることができました.石窟庵
螺鈿漆器のお箸とスプーン.特にスプーンの真ん中のニンジンが力作.