【清華大学】北京の春の訪れと街の散策(藤江王裕)

いよいよ北京に来てから一か月が経ちました。生活にも研究にも慣れ、今では北京での生活を心から楽しんでいます。3月は冬と春の境目にあたる時期で、景色が日々変わり、目を楽しませてくれています。今回は研究の話から少し離れて、気軽に風景について書いてみようと思います。

3 月の初めには、湖の氷が解け始め、桜がほころび始めたばかりで、春の息吹が感じられます。中旬になると、晴れた日が増えて、まさに一番気持ちの良い天気が続きます。柳の芽も出て、あちこちで緑が溢れ、春が本格的に訪れたのを感じます。

図1. 桜が咲きました            図2. 学内の一隅@三月中旬         図3. 柳が発芽する

下旬になると、柳絮が舞い始め、目に見えるから花粉よりも厄介に感じるが、日本ではなかなか見ないのでいい体験だと思います。
また、3 月は授業も比較的ゆとりがあり、北京市内を散策する時間もできました。天壇公園や天安門広場、頤和園といった有名な観光地を訪れ、たくさんの写真も撮りました。

天壇公園
天壇公園は、北京の中心部から少し離れた場所にある歴史的な公園で、古代中国の宗教的な儀式が行われていた場所としても有名です。

図4. 天壇公園

広大な敷地内にある天壇は、その壮大な建築と美しい庭園が見どころです。特に「祈年殿」の周りを歩くと、まるでタイムスリップしたかのような気分になります。また、公園内は春の訪れを感じる場所でもあり、季節の変わり目には色とりどりの花が咲き誇り、訪れるたびに新しい景色が楽しめます。

天安門広場
天安門広場は、中国の歴史的な中心地であり、政治的にも象徴的な場所です。

     

      図5. 夜の天安門広場                  図6. 昼の天安門広場

広場に立つと、周囲に広がる巨大な建物や歴史的なモニュメントを見渡すことができ、その迫力に圧倒されます。特に春の時期は天気も良く、広場を歩くと爽やかな空気と共に、背後の天安門がより一層美しく映えます。多くの観光客が訪れる場所でありながらも、その広大さによって落ち着いた雰囲気を感じることができるのが魅力です。
頤和園
頤和園は清華大学の隣に位置する、古代中国の皇帝の夏の宮殿として知られています。美しい庭園と湖、そして壮麗な建築群が調和しているこの場所は、春の訪れを感じるにはぴったりの場所です。特に「長廊」を歩くと、色とりどりの花や緑に囲まれ、非常にリラックスした気分になります。また、湖の周りを歩きながら、遠くに見える山々の景色を眺めることができ、まるで時が止まったかのような感覚に包まれます。

図7. 夕暮れの頤和園

最後におまけの写真を張り付けます。

  

  十七孔橋@頤和園            学内の写真                 学内の写真

  

  花と柳                            学内の写真