【NTU】シンガポール留学生活のはじめの一歩(上北爽乃)

シンガポールと東京、どっちが暑いの?とよく聞かれます。
正直、みんな「シンガポール!」って答えを期待しているんだろうな~と思うんですが…体感、東京の方が暑いです。
「暑い」というより、東京の家は冬の寒さに耐えるために密閉度が高くて、夏はサウナ状態になる感じです。耐えられません。

こんにちは、初めまして。
私はキャンパスアジア+プログラムで、2025年8月から12月までNTU(南洋理工大学)に留学しています。上北です。
生命理工学院・生命理工学系の修士課程に所属しています。

シンガポールと日本の時差はわずか1時間。日本より1時間遅れているので、友達と電話するときに「まだこっちは◯時だよ~」と、微妙な優越感に浸れます。こういう小さな得、悪くないですよね。

到着して二週間が経ちましたが、すでにいくつか“洗礼”を受けました。その中から特に印象深いものを2つ紹介します。

1. 思わぬ体調不良
到着してわずか5日後、突然の発熱で病院へ。診断結果はまさかの「インフルエンザA型」でした。
インフルエンザには北半球型と南半球型があり、私がかかったのは南半球型。
シンガポールはアジア経済のハブだけでなく、インフルエンザのハブでもあるんですね…。

2. 食文化の洗礼
ある日、何も考えずに自動販売機で「緑茶」を購入しました。日本人感覚では緑茶=無糖ですが、一口飲むと衝撃の甘さ!
成分表示を見たら、しっかり「スクロース」と書いてありました。
海外経験豊富な方には常識かもしれませんが、私は完全に油断していました…。
スパークリングウォーターを間違えて買ったときと同じ気持ちになります。

そんなこんなで、食生活には工夫が必要です。
私はすでに日本食が恋しくなり、週末には「やよい軒」に必ず行きます。現地食への適応力はゼロかもしれません(笑)が、日系のレストランやスーパーも多いので、海外の食文化が苦手な方も何とか生活できます。

さらに、これからNTUに留学される方への注意点をひとつ。
寮には基本的に冷蔵庫がありません。冷蔵庫がないって、もはや家ちゃうやん!と突っ込みたくなる環境です。
飲み物は浄水器のお水で、牛乳やヨーグルト、ゼリーなどは封印。お風呂後のご褒美アイスもないです。
普段は冷えたものばかり口にしていたので、こちらでは常温生活を満喫中。結果的には体が健康になって、日本に帰る頃にはちょっと元気になっているといいですね。(笑)

留学生活は始まったばかりですが、小さな失敗や驚きも含めて、これからの学びや経験につなげていきたいと思います。
これからも、日本とシンガポールの違いについて、日常生活だけでなく学習面においても発信していけたらと思います。少しでも、今後留学を考えている方の参考になれば幸いです。