活動紹介

留学体験談 KAIST

KAISTでの非日常的な日常

T.N.

T.N.

所属
物質理工学院材料系 学士3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2024年度
参加プログラム
2024 Summer KAIST Campus Asia Research-oriented Program

8月の1か月間でKAISTでの研究プログラムに参加しました。今までは2週間という短期の留学にしか行ったことがなかったので、少し期間を伸ばして1か月間の留学を経験してみたいと思っていました。また、英会話には自信があったことから語学に加えプラスアルファで別の経験ができるプログラムを探していたので、研究ができる本プログラムは私の希望を高水準で満たしてくれるものでした。

授業・研究

授業は韓国語の入門コースを受講しました。単位はありません。ハングルの書き方と発音の練習を行い、また日常生活で使えるフレーズを学びました。

研究はfunctional nanotechnology laboratoryという研究室にお邪魔しました。まだ学士課程ということもあり実験はしませんが、研究室の取り組んでいるテーマであるナノ結晶の合成方法、量子ドット、自己組織化という次世代技術についてのレビュー記事を与えられ、それを読みました。また研究室に所属している学生が簡易的な実験を行っているところを見学したりその実験過程で何が起こっているのかを学んだりしました。

生活関連

 衣食住すべて問題なく過ごすことができました。衣服の洗濯、乾燥は寮にある洗濯機と乾燥機で問題なくできます。食事もキャンパス内のいたるところにある学食でとれますし、キャンパスに隣接しているレストラン街のようなところで美味しい料理を食べることもできます。寮部屋はエアコンも効き、衛生環境も良好、ルームメイトとの関係も良好でした。英語でコミュニケーションをとりながら日々助けあい、楽しんでいま。お邪魔した研究室のメンバーも温かく迎えてくれました。会話がほとんど韓国語なので話に混ざれないことが多いですが、時々英語でマナーや文化など色々なことを教えてくれました。

得られたもの

 本プログラムの趣旨である研究を体験することで、今まで経験がなかった研究というものがどういうものなのかを感じることができたと同時に将来の進路を考える上で貴重な体験となりました。またその体験を英語を介してする必要があったので、より高度な英語に触れ活用する機会となりました。

 もうひとつの素晴らしい経験は海外の学生と互いに一歩踏み込んだ会話ができたことでした。今まで経験した国際交流では互いの国の文化を教え合ったり褒め合ったりする程度の会話しかしてきませんでしたが、今回のプログラムは期間が1か月ということもあり色々な会話をすることができました。特にルームメイトや所属した研究室の学生とは政治的な話やそれぞれの国の教育環境について議論することなど非常に新鮮で刺激的な経験でした。また一歩踏み込んだ内容の会話をすることでその人をより知ることにもつながり、そこでひとつ学んだことがあります。それは普段私たちは外国人を見る時に、その国や民族の典型的なイメージに囚われているということです。例えば、あの国の人はプライドが高そう、といった風にです。しかし実際に話してみると、その国にも様々な人がいることが分かります。それは日本国内にいても同じであるにも関わらず、そのことを見落としている自分に気が付きました。外国人の典型的なイメージに囚われずに個人の人となりを見ることの重要性を学ぶことができました。

KAISTでの1カ月間の研究留学を終えて

H.B.

H.B.

所属
物質理工学院 応用化学系 応用化学コース 修士2年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2024年度
参加プログラム
2024 Summer KAIST Campus Asia Research-oriented Program

私は、8月の1カ月間、KAISTの"Chemistry" 分野のYoon Su Park教授の研究室で、発光特性を持つ遷移金属錯体に関する研究を行いました。研究内容は、普段行っている研究とは違う分野であったため、最初はわからないことも多く、苦戦しましたが、最終的には理解が深まり、納得のいく研究を行うことができました。振り返ってみると、普段とは違った分野を選んだことで、新たな知識や技術を得ることができ、視野を広げることができたように思います。

言語に関しては、研究室ではすべての会話を英語で行っていたため、韓国語が話せないからと言って特段困ることはありませんでした。また、在籍した研究室は留学生の受け入れを積極的に行っていたこともあり、カナダからの留学生も在籍していて、韓国人の研究室のメンバーと一緒に、自身の英語の発音や表現等を彼に直してもらっていました。滞在1週間目では、ところどころ詰まりながら話していた英語が、毎日研究の話や雑談を重ねるうちに、最終週には随分と滑らかに話すことができるようになって、とても嬉しかったです。

研究活動の他にも、研究室メンバーとともに学会に参加して小旅行をしたり、同じ留学プログラムに参加していた清華大学の中国人メンバーと週末に1泊2日の釜山旅行をしたり、また、ソウル観光をしたりする等、とても充実した日々を過ごすことができました。

修士2年時に外国のKAISTへ研究留学する機会を得ましたが、日本での通常の研究と並行して準備を進めなければならなかったことは、非常に大変でした。留学準備と研究を両立させることは困難でしたが、研究留学で得た知識や経験は貴重で、結果として想像以上の成果を収めることができました。異なる環境での研究活動や異文化の人たちとの交流により、視野が広がり、研究者としても、人間としても、大きく成長できたと実感しています。私と同じように、留学にいきたいと思っていながら機会がなかったという方や、就活が終わり、最後の学生生活を後悔のないように過ごしたいという方は、是非挑戦してみてください!

写真は、留学最終日に、研究室メンバーが私のお別れ会を開いてくれた時の様子です。

Two-month research experience in KAIST

Z. J.

Z. J.

所属
環境・社会理工学院融合理工学系 博士2年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2024年度
参加プログラム
KAIST Campus Asia Spring Program (research-oriented)

I have studied aboard in Korea from 2024 Apr. 02nd to 2024 May 29th for two months.

Outline:

This is my second time to join the KAIST Campus Asia program. The objective is to continue and deepen the research project I have been doing since last time. I joined the same laboratory. Similarly, a weekly one-to-one Korean language course is offered.

Research activities:

My topic of research in this program is about the interaction between flexible structure and multiphase fluid interface as same. The research is conducted by using the computational fluid dynamics program that I have been developing in the laboratory in Tokyo Tech and the model I have proposed last time. The laboratory in KAIST offers the optical and mechanical measurement equipment. In the first two weeks, I improved the model by an advanced 3-order method to preserve good mass and energy conservation. In the third and fourth week, the improved model has been validated against several benchmark cases from different aspects that will be used in the journal paper in the future. In second month, I have applied my model to multiple intriguing physical problems, some of these had some preliminary experimental results conducted in the lab. Within the lab, I had meeting with the KAIST professor to report my research progress every week. Besides, I also presented and shared my research results and progresses in their weekly seminar.

Out of research:

I did not spend much off the campus but I still spared some time for a bouldering gym. The program itself offered a day-trip, and we spent a wonderful day in Seoul for sight-seeing and food-touring. In addition, the one-to-one Korean class offered a great opportunity to learn a new language.

Conclusion:

Whether you are looking for a new journey, you can enjoy the life in KAIST or you are aiming at academia, this program offers a good opportunity to challenge yourself with state-of-the-art works and build connections among researchers.

One-month research experience in KAIST

Zhang Jiantao

Zhang Jiantao

所属
環境・社会理工学院融合理工学系 博士2年(当時) 
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2023年度
参加プログラム
KAIST Campus Asia Fall Program (research-oriented)

I have studied aboard in Korea from 2023 Nov. 20th to 2023 Dec. 20th for a month.

Outline:

The participants need to select three laboratories in KAIST, from which one will be distributed. The research-oriented program is about conducting research, which you have proposed before your departure, in that laboratory under the professor's supervision. Besides, a weekly one-to-one Korean language course is offered.

Research activities:

My topic of research in this program is about the interaction between flexible structure and multiphase fluid interface. The research is conducted by using the computational fluid dynamics program that I have been developing in the laboratory in Tokyo Tech. The laboratory in KAIST offers the optical and mechanical measurement equipment. In the first week, I read about the current existing literature in this topic to derive the mathematical formulation and related parameters in the physical process. In the second week, I have added the module for simulation multiphase fluid interface with high density ratio based on the diffuse interface method and validated the program against the previous literature with cases of Rayleigh-Taylor instability and rising bubble in quiescent water. In the third and fourth week, we have built the model for simulation contractible elastic sheet and reproduce the releasing procedure in other's experiments. I have also visited their experimental laboratory which includes wind tunnel, water flume and high-peed cameras.

During the program, the Campus Asia office held a research seminar gathering all the participants from different universities, which served as a good opportunity to communicate young researchers of different scientific and cultural backgrounds. Within the lab, I had meeting with the KAIST professor to report my research progress every week. Besides, I also presented and shared my research results and progresses in Tokyo Tech's laboratory twice in their weekly seminar.

Out of research:

The cafeteria in KAIST offers different food from different areas including Korean, Chinese, Vietnam, Islamic food. Every workday, I ate with other members from the laboratory and shared our research progress or interesting stories in everyday life. The Campus Asia office also helped to build connections with students who exchanged to KAIST but from other universities in Singapore and China. We had good friendships together including the campus buddy from KAIST. Frequently, we had lunch or dinner meeting together outside the campus to different Korean local food and beverages. Except get touch to the wonderful cuisine culture in Korea, I also found that body-building is also popular in Korea. The gym in KAIST is operating 24 hours. I have visited a local bouldering gym with my laboratory members which have a inspiring atmosphere. The Campus Asia program itself offered a chance of daily trip to Pusan, where I have seen the amazing sea scene and tried the Korean style sashimi which is featured by its freshness.

Conclusion:

It is a great opportunity to join the one of the most exciting research in one of the high-level laboratories in Korea. For those who want to find out what is research like to if it is interesting enough to spend the time. It can serve as a valuable experience. The overall atmosphere I felt in KAIST is energetic both physically and mentally. The campus is operating 24 hours with the lights on and people working in the laboratories, meeting rooms and libraries. It worth a try during the young to devote to something you love.

KAISTでの一か月を終えて

M.I.

M.I.

所属
物質理工学院材料系 修士1年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2023年度
参加プログラム
KAISTキャンパスアジアサマープログラム(研究)

8月から9月にかけてKAISTへの研究留学に行きました。非日常に身を置き、記憶に残る1か月でした。

留学中は"Advanced Biomaterial Laboratory"という研究室に所属し研究をしました。今でも研究室へ初めて訪れた日の緊張感を覚えています。韓国語は基本的な単語しか知らなかったため、研究室メンバーとの意思疎通に強く不安を感じていました。しかし、研究室の学生たちは当たり前のように英語で話しかけてくれたり、ランチやドライブに誘ってくれたりととても温かく迎えてくれました。研究の空き時間では、韓国語を学ぼうとする私に発音のトレーニングをしてくれたり、学食の韓国語のメニューを頑張って英語で説明してくれたり、韓国での食事の作法を教えてくれたりしました。研究室メンバーのおかげで、韓国文化を学び触れることができました。

週末は同じプログラムに参加したシンガポール、中国出身のメンバーと旅行へ行きました。韓国の街はどこも活気にあふれていてとても素敵でしたが、一番思い出深いのは釜山旅行です。それぞれに行きたい場所が違ったため、私達は2つのグループに分かれて釜山を周っていました。しかし、甘川文化村という場所で私達は何も待ち合わせをすることなく偶然に同じ場所に居合わせたのでした。出会った瞬間は驚きと同時にメンバーとの深い縁を感じました。写真はそんな甘川文化村での一枚です。

今回は研究室からプログラムまで、とても人に恵まれていました。またどこかで会いたいです。そして、この留学では自分自身に対する小さな気づきがいくつもありました。この気づきを大切にして、自分自身の将来の選択をしたいです。

KAISTに初めての留学をしました

T.K.

T.K.

所属
物質理工学院材料系 学士3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2023年度
参加プログラム
KAISTキャンパスアジアサマープログラム(研究)

私は今回8/21~9/15の期間でKAISTに約1か月留学をしました。
【プログラムの概要】
研究留学という形で希望した3つの研究室の内いずれか一つに所属します。平日は所属した研究室内で行われている研究について論文を読んだりミーティングに参加したりして学んだり実験や測定の補助や見学を行ったりします。また、韓国語のクラスも設けられており毎週水曜日に2時間ほど授業を受けました。
【研究室での活動】
1週目はこれまでに出版された論文を読みスライドに内容をまとめたり現在行われている研究に向けた測定機器のケースをCADで作成したりしました。また、回路に用いる配線シートを切り取るためにレーザーカッティングも行いました。図書館内にIdea Factoryという施設がありそこで様々な機械を用いた加工ができます。最初にライセンスを取得するために講習がありそれを受ければ使用する事が出来ます。私は3Dプリンターとレーザーカッタ―のライセンスを取得しました。他にはCNC旋盤やLatheがあります。2週目も1週目と同様に論文をまとめ金曜日にプレゼンテーション形式で発表しました。また、ケースも改良をして3Dプリンターで試作することを繰り返しました。結局ケースの改良は最終日まで続きました。クリーンルームで研究のための材料を加工する過程も見学しました。
3,4週目も同様の活動を続けていました。グループディスカッションに参加したのは3週目からでした。ほとんど話を伺うだけで終わりましたが、知らないことばかりで参加してよかったと思っています。所属した研究室では昼食を毎日学生食堂でいる人全員で一緒に食べる習慣があります。その習慣のお陰で普段は忙しく話す機会を逃していた研究室の方たちと話す機会を持つ事が出来ました。
【Korean Conversation Class】
毎週水曜日に開講される韓国語の授業ではほとんど韓国語で先生が内容を話します。初学者向けのハングルの発音、読みから始まり日常におけるよく出くわす状況に用いる日常会話の文章や単語、数の数え方を学びました。Duolingoで勉強していた甲斐もあって頻繁に思い出したり言い換えてみたりする事が出来たのは嬉しかったのですがそれでも2カ月勉強してもまだ研究室の学生を韓国語で会話するのは難しかったので努力不足を感じました。この気持ちはプログラム終了後の勉強意欲に昇華させたいと思っています。
【余暇時間】
基本的には寮で生活することになります。今回のプログラムには東京工業大学からは自分を含め3人、清華大学からは2人参加していました。同じキャンパスアジア+関連のプログラムを通じて留学に来ているNTUからの学生が3人いました。彼らと2Q のサマープログラムで一緒だったKAISTの友達、Buddyの学生とでメンバーは多少変動しましたが毎週末どこかへ旅行しました。ソウルをはじめ、釜山、EEverlandverland等、短期間に対して多くの場所に訪れました。また、今回の留学期間中に私の祖父母のお墓参りに行くことができました。今まで知らなかった韓国の家族の事を知る事が出来て本当に良かったです。韓国の文化を肌で感じる中で今までの疑問に答えを見つける事も出来ました。所々に存在する日本と似ているけど少し違うデザインや使用方法にも目を惹かれました。また、文化の違いを知ることは本当に大切だと今回の留学中に改めて強く思ったので他の国でも留学という形でなくても時間と予算を用意して行ってみようと思いました。参加する事が出来て本当によかったです。

韓国での1ヶ月を終えて

M.M.

M.M.

所属
生命理工学院生命理工学系 学士4年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2023年度
参加プログラム
KAISTキャンパスアジアサマープログラム(研究)

8月中旬から 9 月中旬までの 1ヶ月間、韓国の KAIST に留学しました。その中で私が経験したことや感じたことについて書きたいと思います。

以前から海外の研究室を体験してみたいという思いがあったので、私は研究室に所属し研究を行うプログラムに参加しました。私はがんの免疫療法である CAR-T 細胞療法について研究している研究室に所属しました。メンターの学生が丁寧に指導してくださって、東工大の研究室では扱っていない研究技法についても学ぶことができました。研究室には留学生の方が数人いらっしゃいました。そのため、韓国人の学生も含めたラボメンバー全員が英語でコミュニケーションを取ることを臆せず、自然に英語で会話していることに、初めは驚きました。韓国語が話せない私とも自然に英語で話してくださったことが嬉しかったですし、刺激を受けました。また、研究室の方々は大変優しく、よく食事に連れて行ってくれたり、私が体調を崩した際には食べやすいものを買ってきてくれたりと、とても温かく迎えてくださって感謝でいっぱいです。

研究以外の面でもいろいろなことが体験でき、充実していました。週末には同じプログラムに参加している学生たちと、ソウルや釜山などに出かけることができました。どの街も違った魅力があり楽しかったのですが、その中でも特に印象に残っているのは釜山です。韓国の南に位置する都市なのですが、海がとても綺麗で美しい景色に感動しました。

このような良い思い出を作ることができたのは、間違いなくこのプログラムで知り合った友人たちのおかげだと感じています。東工大の学生だけでなく中国やシンガポールからの留学生たちと一緒に出かけたり、食事に行くことが多かったため、沢山話して親睦を深めることができました。コミュニケーションをとる中で、お互いの国のことについてもよく知ることができました。このキャンパスアジアのプログラムだからこそ知り合うことができたと思うので、本当に参加してよかったと感じています。

1ヶ月という短い期間ではありましたが、想像以上に濃い時間を過ごすことができました。東工大では経験できないことを沢山経験できましたし、様々な学生と出会い非常に刺激を受けました。このブログが、留学するか迷っている方の背中を押せるものになれば嬉しいです。キャンパスアジアのプログラムはサポートも大変充実しているので、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。

サポートしてくださった皆様や研究室の方々には感謝でいっぱいです。ありがとうございました!

Having fun with KAIST friends

橋本輝

橋本輝

所属
環境・社会理工学院融合理工学系 地球環境共創コース 修士1年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2023年度
参加プログラム
KAISTキャンパスアジアサマースクール(授業)

1.Group activities

KISS 2023 program prepared group activities for students. The group consist of 3 or 4 foreign students with one KAIST student as our coordinator. Students from UK, Singapore, and China was in my group. Each week, we had some time for group activities to get use to Korean culture and enjoy campus life at KAIST.

One of the group activities I had was learning simple Korean phrases. We gather at the café in the campus and our coordinator taught us some basic Korean like 맛있어요 which means "delicious" in Korean. The word was very useful at restaurants since I had to eat outside for almost every meal during my stay at KAIST.

The other group activity I had was going to a movie theater. The movie we watched was "Elemental," one of the Disney animation movies. I was surprised that other Korean audience left the theater immediately after they notice the ending music had started. Perhaps the busy culture of Korea is reflected to this attitude.

2. Dinner

Although there are many students joining this program, I only could get to know particular students if I did nothing, because every student took different modules and belonged to different labs. Therefore, having dinner together was a very important opportunity to interact with each other. I often ask other students for dinner when we passed by at our dorm or just simply text them by SNS. After we gathered, we normally went outside campus, find a restaurant randomly, and have a dinner together.

The Korean rice soup I ate at the restaurant called 태평소국밥 was amazing. Especially the rich tasted soup was very delicious, and it suits perfect with the rice. The restaurant was very local with only Korean customers and the menu was written in only Korean, one of the staffs who can speak simple Japanese helped us to order the meals. I would love to recommend this restaurant if there were other Tokyo Tech students who are planning to go to KAIST in the future.

3.Traveling

I did a big travel three times with other foreign students on weekends during my stay at Korea. The first travel was a day trip to Seoul with the other Tokyo Tech friend, my UK friend, and my Canadian friend. Since it was the next day of the KISS 2023 orientation, we were almost strangers at that time, but we still enjoyed a lot.

The second travel I had was a 2 day trip to Busan with 5 Chinese students. It was very interesting because I was able to join the community of Chinese people. Although I was the only Japanese in the travel, I really enjoyed the trip since the way we people enjoy are the same regardless of our nationalities.

After the KISS 2023 program ended, I stayed at Seoul for few days. I hanged around with the other Tokyo Tech friend, Korean friend, Singaporean friends, and Chinese friends. I missed them because it was the last day that I could meet them at Korea. I still have their contact, so I wish we could gather again someday.

1カ月のサマースクールプログラムを終えて

Y.N.

Y.N.

所属
物質理工学院材料系 学士3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2023年度
参加プログラム
KAISTキャンパスアジアサマースクール(授業)

プログラムを終えて帰国してから少し時間が経ったところで、このプログラムを振り返って今思うことについて書きたいと思います。まず、このプログラムに参加することができて、本当に良かったですし、他の学生にもお勧めしたいです。

プログラム内で受講した授業は、「Risk Society and Disaster Studies」で、過去に起きた災害を取り上げながら、学生や教授との議論を通して、災害に関する考え方を深めることを目的とした授業でした。プログラム終盤で行われた授業のうちの一つに、セウォル号沈没事故のメモリアルの訪問がありました。実際に訪れてみると、それまでビデオなどのメディアを通してでしか知ることのできなかったことや、当時の犠牲者の様子をより身近に感じることができました。そして、その事故による影響は今も続いているのだということにも気づかされました。これはケーススタディの一つとして行ったことですが、これは他の災害にも当てはまることがあると思います。この授業全体を通して、災害そのものや、災害が与える影響などについて考えを深めることができました。また、この授業は全て英語で行われたため、英語での会話力、英語でエッセイを書く力も向上させることができました。

 また、このプログラムには世界各国から学生が集まっていることも特色のひとつでした。寮の隣の部屋はイギリス人、シンガポール人、中国人といった感じで、すごく特殊な状況でした。また、寮では共有トイレ、シャワーがあったため、廊下に出るために、誰かしらに出くわすということはよくありました。そのたびに、お互いの近況を英語で共有していたので、英語の瞬発力も上がったような気もします。また、ご飯を食べる時間や観光をする時間も誰かしらと交流するようにしていました。そのおかげで、相手の国の文化のことについても多く知ることができ、お互いの専門分野、お互いの大学の様子などについても情報交換することができました。このプログラムには、韓国学生と交流する機会も設けられていたため、KAISTや韓国のことについても深く知ることができたと思います。

 このプログラムで知り合った人が多くいて、それぞれ国籍がばらばらでした。プログラムの最終日にあったお別れ会では、ほぼすべての人と離れ離れになってしまう悲しい気持ちとともに、1カ月という期間で得られた思い出に対して感謝をする気持ちを共有することができました。幸運なことに、このプログラム後に日本に来る予定を元々立てていたというイギリス人たちと東京で再会することができたのは本当に良かったです。将来様々な国に行ってみたい気持ちがとても強いので、またどこかでプログラム参加者に再会することができたら、このプログラムが私に与えた影響はさらに強まると思います。今回のプログラムを通して、得られたことはたくさんあり、プログラムを開催してくださった方、プログラムに関わった学生など全ての方に感謝したいです。

KAISTでの一ヶ月を終えて

S.A.

S.A.

所属
工学院電気電子系 学士3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2022年度
参加プログラム
KAISTキャンパスアジアFall-Winterプログラム(研究)

KAISTでの1ヶ月間研究室留学を終えた電気電子系学士課程3年の粟倉です。KAIST到着後の数日は慣れない環境に適応するのに精一杯でとても長く感じましたが、その後は本当に一瞬で過ぎ去ってしまったように思います。

【研究室生活について】
私は有機ELディスプレイ(以下OLED)をどのようにものに応用するか(布の上にのせるか、防水加工するかなど)を研究する研究室にいました。クリーンルームに入ったり、OLEDのスペクトラムの角度依存性を調べたりする実験を行うことができました。クリーンルームは巨大な建物の一階のほとんどを占めており、非常に広いので中がたくさんの部屋に分けられていました。5つの研究室で共有して利用しているそうですが、それぞれ研究に必要な高価な備品が沢山揃っていることに感動しました。KAISTは厳密には大学ではなく国家研究機関なのですが、そのおかげか非常にたくさんの投資を受けていることを実感しました。
研究室会議にも参加することができました。メンバーは20人ほどで、OLEDの様々な応用について研究されており、一つの研究室でも研究内容がこんなにも多岐に渡るのだなと思いました。発表資料は全て英語で、発表時も全く吃ることなくとてもスピーディーに全員の発表が進められていました。時折教授からの質問や指摘があるのですが、それにもしっかり答えられており、事前に充分準備しているのだなと思いました。発表資料などは会議が始まる前に全て同一のパソコンに保存されており、教授の入室時には最初の発表者がスタンバイしているなど、チームワークの凄さに驚くと同時に、一瞬の時間も無駄にしない「効率100%」という印象を強く受けました。私も研究室に入り発表する時が来れば、この時を思い出して(研究自体は勿論ですが)このような立派な発表ができるようになりたいです。
勉強以外の点では、以前の中間報告でもお伝えした通り食事を研究室メンバーと共にすることができ、嬉しく楽しかったです。また最終日には天気がよかったこともあり図書館前の広場でピクニックをしようと誘っていただき、とても楽しく過ごせました。たった1ヶ月の滞在なのにも関わらず元々のメンバーの一員のように親しく接していただけたことに非常に感謝しています。


【研究室以外のKAIST生活について】
9月中旬にKAMFという、ミュージシャンを招いた大規模な音楽祭が二日間行われました。図書館前の広場に舞台が設置され、たくさんの屋台も出て、自由で開放的な雰囲気で、非常に盛り上がり楽しかったです。特に私の好きなBOL4というアーティストが来てくれて、会場一体となって歌い叫びながら楽しめて、人生最高に楽しかったかもしれません。
韓国は芸能大国だと終始感じました。KAMFもそうですが、これ以外にもKAISTと他校との試合のための応援公演などがあったり、学食前の道でよくバンド部が演奏していたり、構内に音楽がかかっていたりしており、日頃から音楽が身近な存在でした。週末にはソウルに行くなどしたのですが、そこでも2度も音楽フェスに遭遇しました。韓国は音楽や芸能の基盤があり、大衆も一緒に楽しむ雰囲気なのだなと感じました。

【総括】
一ヶ月間の研究室留学を終え当初の目標だった、研究室の雰囲気をおおよそ把握する、ということは達成できたと思います。また想像以上に自由な雰囲気で開放感を満喫できた1ヶ月だったと思います。留学前は難しいからと自ら論文を読むことはほぼなかったのですが、研究室内でいくつか読んだことで、論文恐怖症のようなものも払拭できました。東工大での研究室所属の際はしっかり志望研究室の論文を読んで自分に合っているかを判断し所属したいです。
全体としてとても楽しくみっちり詰まった1ヶ月でした。間違いなく参加して正解だったと思います。留学コーディネーターの方や教授、研究室メンバーの方々に感謝します!

韓国の一ヶ月間

C.R.

C.R.

所属
情報理工学院数理計算科学系 学士3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2022年度
参加プログラム
KAISTキャンパスアジアFall-Winterプログラム(研究)

 韓国から戻って3週間経ちました。帰ってきてから次の日はすぐに第3クォーターが始まったので、韓国での一ヶ月の記憶がびっくりするくらい夢のように感じました。1ヶ月は長かったようで短かったですが、いろんなものを得て非常に有意義でした。

 その一ヶ月間は、自分は研究室に所属しました。メンターさんからチュートリアルなどをもらって、勉強しながら自然言語処理関係のreplicate studyをしました。研究室はとてもグローバルで、英語で挨拶するくらい英語がラボのメイン言語でした。ラボの会議などはほとんどオンラインで行っているが、毎週のゼミの日にフリーランチが提供されていて、みんなはその機会を使って普段関わってない人とコミュニケーションをとる感じです。自分は最初のフリーランチにいく前に誰も知らなくて困っていたが、実際にいったら、みんなとてもフレンドリーで親切に話しかけてくれてありがたかったです。自分はフリーランチでいろんな人と話すように心がけました。そのおかげで初めて会う人と話すことに抵抗がだいぶ無くなりました。

 韓国に1ヶ月行って、週2回の韓国語授業も受けましたが、初心者である私は韓国語を身につけることができませんでした。KAISTのキャンパス内では、英語とジェスチャーだけで意思伝達することができて、大学の外でも、翻訳アプリと英語と日本語でなんとかいけたので、日常生活には結局「カムサハムニダ」「アニハセヨ」くらいの韓国語しか使ってなくて、韓国語をほぼ使わずに生存できました。ある程度韓国語が喋れる人にとっては、韓国語を練習することができると思うが、ほぼ初学の人にとっては、行って韓国語をマスターするのは難しいと思います。

 この1ヶ月間、周りが自分のわからない言語を喋っている環境にいて、カルチャーショックを受けながら自分がだいぶ成長できた気がします。新しい環境で「韓国語を喋れない外国人」のタグをつけられている弱気な自分ですが、踏み出さないといけないというプレッシャーで少しですが前よりは強くなった気がします。そして、たくさん思い通りにならない出来事を経験するうちに、小さなことでも幸せに感じられるようになりました。

 留学に行く前には、たくさんの留学経験者から留学に行ってみないと何が起こるかがわからないと言われました。本当にその通りだと思います。最初の一歩でもいいので、ぜひ新しい世界へ踏み出してみてください!

【KAIST】韓国語が話せない中で過ごした1ヶ月

柳瀬梨紗子

柳瀬梨紗子

所属
環境・社会理工学院融合理工学系 学士3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2022年度
参加プログラム
KAISTキャンパスアジアサマープログラム(研究)

8月〜9月の1ヶ月間、KAIST派遣プログラムに参加しました。
いつもは「日本にいる日本人」というある種のマジョリティとして生活している私ですが、留学で「韓国に来ている、韓国語の分からない日本人」というマイノリティの立場を経験したことで考えたことが多々ありました。

その中でも特に大きかったのはコミュニケーションの方法についてです。韓国語がほとんどわからないまま挑んだ韓国留学ですが、周囲の方の優しさに救われ予想以上に楽しく快適に過ごせました。

実を言うと私は「韓国語というマジョリティの言語に合わせられない自分は、多かれ少なかれ周囲から煙たがられるだろう」と覚悟して渡航しました。KAISTでは英語が通じると言っても全員がネイティブではないので、英語でのコミュニケーションを億劫だと感じる人が多いのでは、と本当に失礼ながら考えていたのです。
しかし学内で出会った人は英語を使うことを全く厭わず、韓国人同士で話すのと同じように私と英語で話してくれました。さらに街中で出会った英語が通じない人も嫌な顔ひとつせず意思疎通を図ろうとしてくれ、私のことを「言葉が通じないから」と拒むことはありませんでした。
現地の方の温かさに触れられたと同時に、この経験が自分を見つめ直すきっかけになったと感じています。
突然分からない言語で道を聞かれたら、自分は快く対応できるだろうか...。

普段の生活でマイノリティを感じる方もいると思いますが、少なくとも私はこれまでそういった経験がありませんでした。今回あえて自分をその立場に置いたことで、これまで気付けなかった社会の一面が見えるようになったと感じています。英語圏ではない場所に英語だけで留学するという貴重な機会を経てマジョリティに戻ってきた今、何ができるかを自分なりに考えてみようと思えました。

(マジョリティ・マイノリティの話は繊細な部分もあるため、もし私の無神経な言葉に気を悪くした方がいたら申し訳ありません。)

韓国滞在を終えて

Y.N.

Y.N.

所属
物質理工学院材料系 学士3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2022年度
参加プログラム
KAISTキャンパスアジアサマープログラム(研究)

韓国から帰ってきて既に半月が経ってやっとこのブログの存在を思い出した。帰国後は3Qの準備をしつつ家に引きこもっていたが、普段のテレビから不意に流れてくる韓国語の音声や、Instagramで今でも流れてくる韓国語の広告に、韓国の充実した日々を思い出していた。もとから引きこもりがちだった私にコロナ禍が拍車をかけてずっと家にいた私が、韓国という異国で、留学を通じて感じたことをいくつかと書いていきたい。

このプログラムのメインはKAISTにある研究室に所属し、研究をするというものである。私はSteve Park Research Groupというバイオに関わる有機材料を取り扱う研究室で、バイオセンサーというものの研究に参加した。バイオセンサーとは生体材料を用いたセンサーでガンやリウマチなどの病気の診断に用いられることを目標としている。実験に参加したり実験のために参考文献を読んだりしていたが、何よりも初めて研究に参加するということでわからないことも多かった。それでも担当してくれたメンターさんや他のラボメンバーに助けられなんとか1か月を過ごせた。またラボメンバーとは一緒にご飯をよく食べ、そこで話した多くのことはしょうもないこともあれば興味深いこともあった。

普段の生活では韓国語を使っていた、とはいっても私が覚えたのは(こんにちは)、(ありがとうございます)、(私は日本人です)とバスのアナウンスの(次の停車駅は○○です、その次は○○です)程度である。これで困らないかと言えばNOと言わざるを得ない。それでも身振り手振りやときにはテクノロジー(Google translate)の力を使って生きていくことができた。また日本ではあまりない、言葉が通じないことの不便さを感じられたのも大きい。

韓国滞在を総括すると非常に良い体験だった。大学生活の前半をコロナで奪われた分の大部分を取り戻すことができたとも感じたし、これから先また海外にも行きたいと感じている。このような機会を得られたことに非常に感謝している。

韓国で学んだ1ヶ月

小川瑶葉

小川瑶葉

所属
生命理工学院生命理工学系 学士4年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2022年度
参加プログラム
KAISTキャンパスアジアサマープログラム(研究)

今回、私は韓国のKAISTにて1ヶ月間の研究留学をさせていただきました。ずっと海外で研究体験がしたいと考えていたので、念願が叶って本当に嬉しく思います。大変充実した留学生活を送ることができ、一生に残る貴重な経験となりました。

私が所属した研究室では、脳疾患に関わる遺伝子変異を持つトランスジェニックマウスを用いて脳の機能不全について調べていました。PhDコースの学生の方が面倒を見てくれ、一緒に実験をしたり、原理について教わったりと多くのことを学びました。中でも神経細胞を扱う実験は初めてで、実際に自分の目で細胞を見ることができ、とても興味深かったです。日本での私自身の研究テーマである自閉症について研究していたので、これからの研究につながるような話もたくさん聞くことができ、非常に有意義な経験となりました。

ラボのメンバーはとても研究熱心で、夜中や土日にもラボにいるという話を聞いて驚きました。ラボミーティングで他の人の研究内容を聞いても、自分自身で考えながら取り組み、骨の折れる実験をこなして成果を上げていて、尊敬する方ばかりでした。また、ほとんどの学生がPhDコースに所属し、研究に励んでいる姿を見て、PhDに対して前向きな考えに変わりました。

 研究以外の面での楽しみも多くありました。ランチやディナーはメンターの方をはじめラボ内の色々な人が一緒に連れて行ってくれて、韓国料理を中心とした様々な食事を楽しみました。毎日本当に美味しいものばかりで、食べ過ぎてしまうのが悩みになるくらいでした。また、日本に興味を持ってくれている人が多く、日本に旅行に来たことがあったり、日本語が喋れたりする人もいました。そこで韓国と日本の文化の違いや共通点について話すことはとても面白かったです。韓国の人は必ずと言って良いほど食後にコーヒーを飲みに行くので、日本に帰ってきてそれがないと物足りなく感じました。KAISTでの生活がこんなにも楽しかったのは優しくしてくれたラボメンバーのおかげなので、感謝の気持ちでいっぱいです。

 他にも、週末はこのプログラムに一緒に参加した東工大生たちとソウルや釜山に旅行に行ったり、キャンパスのイベントに参加したりと韓国での生活を思い切り満喫することができました。このプログラムだからこそできた経験もたくさんあり、本当に来てよかったと思いました。キャンパスアジアプログラムはサポートが充実していて参加しやすく、良いところしか見つからないので、少しでも興味を持ったらぜひ参加してみてほしいです。

一か月間の留学を終えて

Y.K.

Y.K.

所属
情報理工学院情報工学系 学士3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2022年度
参加プログラム
KAISTキャンパスアジアサマープログラム(研究)

2022年8月半ば~9月半ばの一か月間、韓国のKAISTに留学しました。私はData Science Labに所属し、転移学習を用いた眼周囲認識に関する研究を行いました。この研究テーマは留学前にメンターの方と話し合って決めたもので、簡単に言えば顔認識に関する研究です。KAISTは基本英語で授業や研究がおこなわれるため、研究をするだけなら韓国語はほぼわからなくても乗り切れると思います。私自身留学を通してカムサハムニダとアンニョンハセヨくらいしかまともに使っていませんでした。ただ、KAISTから出ると基本的に韓国語を使うため、韓国での生活そのものを楽しみたい方は韓国語を勉強することを強くお勧めします。

この留学を通していろいろな国の方たちと交流することができました。私のラボはかなりグローバルで韓国人は全体の半分もいなかったように思います。そもそも私のラボの研究はパソコンとネット環境さえあればどこでもできるためコアタイムが存在せず、私自身ラボメンバー全員を把握してはいないのですが、私の知る限りでは韓国人が10名、韓国以外が13名(国籍は、カザフスタン、ブラジル、アゼルバイジャン、インド、インドネシア、タイ、中国、トルクメニスタン、フィリピン、マレーシア)でした。彼らとは一緒に卓球やゲームをしたり、食事に行ったりしました。彼らとのコミュニケーションを通してそれぞれの国の食生活や宗教事情について知ることができ、価値のある経験を得ることができました。

週末は研究がないためソウルに2回、釜山に1回の合計3回、本プログラムに参加している東工大生と一緒に旅行に出かけました。旅行することで韓国人と交流する機会を作れたのでとてもよかったです。私はハングルをかじった程度でこのプログラムに参加したので、ジェスチャーや翻訳アプリを駆使して買い物をしていました。言語が通じない相手に自分の言いたいことを伝えるゲームをしているようで逆に楽しかったです。

研究や初海外等この一か月間は今までの人生の中で最も濃い一か月だったと思います。留学をサポートしていただいた方々には感謝しかないです。ありがとうございました。

KAISTでの1か月を終えて

S.H.

S.H.

所属
物質理工学院材料系 修士1年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2022年度
参加プログラム
KAISTキャンパスアジアサマープログラム(研究)

2022年7月の1カ月間、韓国のKAISTに留学しました。私は研究プログラムを選択し、Materials Science and Engineeringの研究室に所属してガス選択性を持つ結晶性薄膜に関する研究に取り組みました。ただ、留学前は研究メインであまり余裕が無いと思っていましたが、実際は半分研究体験、もう半分は韓国を楽しんだり他の国の留学生と交流を深めたりと、想像以上に充実したものとなりました。

様々な留学生が集まったため、この留学でのメイン言語は英語でした。そのため、ある程度の英会話力は必要と思います。ただ、他国の留学生と積極的に話せる人であれば英会話力関係なく楽しめると思います。また、私は一切韓国語を知らずに留学しましたが、プログラムの一つとして韓国語初級の授業を受講でき、留学を終える頃には韓国語の文字を読めるようになれる(意味は分からないが)ので、今後このプログラムで留学を考える方は、韓国語知らなくても大丈夫です(笑)


研究以外には、韓国の文化の体験旅行であるField trip、韓国のテーマランド施設へ遊びに行くDay tripなどがあり、これらはプログラムの一環であったため留学生皆で行きました。どれも初めてのことばかりで貴重な体験となり、留学生とさらに親密になれたため、とてもありがたかったです。また、土日や実験が休みの日は韓国料理や買い物を楽しんだり、ソウルや釜山へ旅行にも行きました。もはや韓国へ遊びに来ている感覚でした。どれも基本的には他国の留学生と遊びに行くことが多く、とても楽しめました。

このプログラムの良いところについて上記で述べたことに加えると、やはり一番は留学のしやすさが挙げられます。コスト面では渡航費や宿泊費など、様々なコストをプログラムが支払ってくれたり給付型の奨学金があったりと、サポートは充実していました。また、期間も1カ月と留学してみたいけど体験程度が良いっていう人や私みたいに就活や自身の研究に本腰入れる前に少し海外行きたいという人にはうってつけと思います。環境面でも、韓国は日本とあまり変わらない環境のため、初めての人でも比較的過ごしやすいです。

この体験談を読んで少しでも留学に行ってみたくなった人や、留学に興味がある人は、時間があるのであれば是非チャレンジしてみてください!

自分を試せる格好の場 KAIST

K.K.

K.K.

所属
環境・社会理工学院建築学系 修士1年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2022年度
参加プログラム
KAISTキャンパスアジアサマープログラム(研究)

① 留学先(参加プログラムおよび受入れ機関)の概略

このキャンパスアジアというプログラムは、1か月の短期留学プログラムである。受け入れ先は、韓国のKAISTである。KAISTは、日本の東工大と同じ位置づけを国内でされている。今回は、授業履修という形でこのプログラムに参加した。

② 留学前の準備

留学情報は、東工大からのメールで取得した。専門分野・語学については準備はせずに心配していなかった。ビザは、韓国大使館に行き、申請をする必要がある。現状、韓国に行きたい人は多く、そのため、朝早くから並ぶ必要がある。

③留学中の勉学・研究

履修しようと思っていた授業が現地に着いてから休講となるという悲しいスタートであった。そのため、韓国語の授業を受けた。先生が発音をとても厳しく見てくれた。また、授業とは別に個別に興味のある研究室に訪問依頼をして、2つの研究室に見学と自分の研究紹介を行なった。下記が、その写真である。

KAIST ibs.png

KAIST ibs (Institute for basic science)での研究紹介


延世大学.png

延世大学の全教授と学生たちとの写真(左)研究紹介の様子(右)



④留学を終えて、自分自身の成長を実感したエピソード

一番変化を感じたのは、言語以外でのコミュニケーションにより言語の壁を突破できるということに気づいた点である。特に方言が強い英語を話す人の話は30%ぐらいしか理解できている気はしなかったが、仲良くなることはできた。そのため、まったく英語が使えない状況(韓国は英語がほとんど通じない)、例えば、駅の中や街中でも臆することなく、人に道を尋ねることができた。一番成長したことは、言語を気にしなくなった点である。

⑤留学費用

渡航費・住居費は、プログラムが費用を負担してくれた。奨学金は、東工大基金を利用させてもらうことができた。自分負担の費用は、交通費や食費である。特に食費は、KAISTが自炊ができる場所があるが、実質利用するのが煩雑であるため、毎日外食だったため、気を使った。

⑥留学先での住居

学生寮がある。学生証で入ることが可能。ルームメイトは1人で、2人一部屋である。

⑦留学先での語学状況

むろん、プログラム参加者は、英語話者であるため、英語。そして、生活は、韓国語とpapagoという翻訳アプリで乗り切った。英語は、方言がある人は話していることを理解するのに少し時間がかかった。

⑧単位認定(互換)

単位互換をする予定だったが、休講になったため、する予定はない。

⑨留学経験を今後、どのように活かしたいか

より海外で生活するビジョンがわいたので、今後は、他の国を見てみたいと思っている。

⑩留学先で困ったこと(もしあれば)

韓国は、wifi環境が完璧であり、そこで困ることはほぼない。少しあるとすれば、通貨の単位が大きいので少し煩雑である程度で、生活で困ることはなかった。というのも、KAISTに長く在籍しているKAIST学生がコーディネーターをしてくれていたので、基本的に彼らを頼ることでどうにかなった。

⑪留学を希望する後輩へアドバイス

いろんな人と楽しみながら学びたいという人にとっては、とても最適なプログラムであるので、是非利用してもらいたい。ソウルなど別の場所もめぐることが可能なので、観光もしっかりできる。

S.K.

S.K.

所属
経営工学系 修士1年(当時)
派遣先
日中韓三大学合同(オンライン)
留学年度
2020年度
参加プログラム
TKT CAMPUS Asia Online Winter Camp 2020(三大学合同開催)

概略

東工大・KAIST(韓国)・清華大学(中国)の三大学合同で行われた冬季オンラインキャンプに参加した。内容は主に、特別講義、グループワーク、異文化理解セッションである。緊急事態宣言が発出されていたため、すべて自宅から参加した。

活動内容

  1. 特別講義
    三大学の先生からの3つの講義。自分の専攻と異なる内容で、新鮮だった。
  2. グループワーク
    三大学の学生6名+1名のメンターで取り組んだ。課題はSDGsのゴールを達成するクラウドファンディング案の提案である。優秀なチームメンバーと、非常に熱心なメンター(私のチームは東工大の先生)のおかげで、良いプレゼンテーションをすることができた。特に、一晩でウェブサイトのプロトタイプを作成したメンバーがいて、スキルの高さに驚かされた。
  3. 異文化理解セッション
    東工大とKAISTが担当し、自国の文化を紹介した。東工大は、東工大のキャンパスツアーと折り紙体験をした。KAISTのセッションでは粘土でビビンバの小さな模型づくりをした。


プログラムを終えて

私が授業の関係で最後の懇親会に参加できなかったこともあり、今回はチームのメンバーと深い交流はできなかった。しかし、社会に出て海外の人とオンラインで仕事をする際は、このような関係性なのではないかと感じた。

オンラインで苦労した点

  1. "交流"の難しさを感じた。特に、KAISTの異文化理解セッションでは、手元の作業を進めながらZoomで会話をするのは難しく、メンバー全員が黙る時間もあった。私は会話のきっかけを作ろうと積極的に言葉を投げかけていたつもりだったが、あまりうまくいかずオンラインでの雑談の難しさを思い知った。
  2. 中国はウェブサービスの利用に制限があり、相変わらず不便そうだった。KAISTの学生がNotionというサービスを紹介してくれた。これは、同時編集ができるコラボレーションツールで、中国の制限に引っかからない。最終的には全員VPNに接続し、Googleスライドを利用した。


単位互換

大学院向けの単位がなかったため、申請していない。

同様のプログラムへの参加を検討している方々へ

外国人との英語でのディスカッションの機会は、あまり多くありません。オンラインキャンプはかなり密度の高い時間を過ごせるので、よい経験となると思います。ぜひ挑戦してみてください。

M.T.

M.T.

所属
生命理工学系 修士2年 (当時)
派遣先
日中韓三大学合同(オンライン)
留学年度
2020年度
参加プログラム
TKT CAMPUS Asia Online Summer Camp 2020(三大学合同開催)

参加プログラムの概略

- 東工大、KAIST(韓国)、清華大学(中国)の三大学からなるTKT CAMPUS Asiaは例年大学間で学生を派遣・受け入れしてきたが、コロナウイルスの世界的な感染拡大により、2020年はオンライン(zoom)で開催されることになった。

- Online Summer Camp 2020は3日間開催され、今年度留学予定だった学生、および過去にCAMPUS Asiaに参加した学生が参加した。

活動内容及び感想

l 1日目 自己紹介、特別公演1、プチ韓国語レッスン、工作(韓紙ランプ・組子)

l 2日目 特別公演2、韓国バーチャル旅行、チームプロジェクト準備

l 3日目 チームプロジェクト発表、表彰

今回初めてオンライン留学に挑戦しましたが、まるで皆が同じ場所にいるような感覚で、予想以上にインタラクティブな経験ができました。特に印象に残っているのは、Cultural Activity(工作)とチームプロジェクトです。Cultural Activityで使うキットは事前に自宅に配送されました。今回は韓国の伝統的な紙 韓紙を使ったハングルのランプと、日本の伝統技法 組子のコースターを作りました。各国の学生が「先生」となって、チームメンバーに作り方をレクチャーしながら組み立てていきました。メンバーのいる国が違っても、手元で同じ作品を仕上げていくという体験が新鮮で面白かったです。どちらも木を使った温かみのある作品で、今も部屋に飾っています。

チームプロジェクトでは「If people lose one of their five senses, how would the world change and how could technology help overcome the ensuing difficulties?」をテーマに、各大学の学生で構成されたチームでディスカッションとプレゼンテーションを行いました。1日目と2日目のプログラムが終わった後も、話し合いやスライドの編集を続け、皆が納得いくまでリハーサルを重ねました。限られた時間の中で、しかもオンラインで準備を進めるのは簡単ではありませんでしたが、皆でアイディアを出し合いながら、発表直前まで編集を続けました。無事に発表を終えた時には、安堵と達成感で皆自然と笑顔になっていました。チームの絆がさらに深まった瞬間だと感じました。結果発表では、画面越しでも皆が緊張している様子が伝わって来ました。ベストプレゼンテーション賞が発表されると、チームのWeChatで喜び合いました。住む国が違っても、母国語が違っても、直接会えなくても、英語というコミュニケーションツールを使うことで世界が一気に広がり、目標に向けて一緒に切磋琢磨できる仲間と出会うことができました。このプログラムに参加できて本当によかったです。コロナウイルスが収束したら、チームメイトの皆に直接会いたいと思います。

プログラム参加を終えて、自分自身の成長を実感したエピソード

 マルチカルチャーの環境でも失敗を恐れず、チームをリードする自信がついたと感じました。私はプログラムに参加する前まで、リーダーシップを磨きたいと思いながらも、なかなか実践できていませんでした。しかし、大学生活で国際的な活動ができるのも今回が最後かもしれない、何か目標を立ててそれを達成したいと思い、チームプロジェクトのリーダーに立候補しました。どうしたら効率よくディスカッションを進められるだろうか、チームメイトは平等に意見を言えているだろうか、モチベーションを上げられているだろうか。リーダーの立場になると、今まで気にしていなかったことも自然と意識するようになりました。また、マルチカルチャーの環境でも、お互いを尊重しながらディスカッションできるように心がけました。チームメイトは非常に協力的で、フレンドリーで、私の至らない点も優しくサポートしてくれました。そのおかげで、私も失敗を恐れずに積極的にディスカッションに参加できました。ベストプレゼンテーション賞を獲得できたのは、素晴らしいチームメイトに恵まれたからです。皆で協力して目標を成し遂げることの楽しさを改めて感じました。

プログラム参加経験を今後どのように活かしたいか

 多国籍メンバーでチームワークを築き、共通の目標を突破できた経験は、大きな達成感と自信に繋がりました。今回の経験は、海外のラボと共同研究について議論する際や、就職後のアサインメントで国際チームとコミュニケーションをとる際に活かしていきたいです。

オンラインで苦労した点(もしあれば)

・ディスカッション資料の共有(中国の学生にはVPNに繋いでもらわないとgoogle slideやgoogle documentで共同編集ができなかった)。
・回線が不安定で音声や映像が乱れる時があった。

同様のプログラムへの参加を希望する後輩へアドバイス

参加を迷っているなら、ぜひ挑戦してほしいと思います。何事もやってみなければ分からないし、やらないで後悔するのはもったいないと思うからです。もちろん、今までの留学をオンラインで完全に再現することは難しいですが、オンラインにしかない利点もあります。コロナ禍でも今ある選択肢を最大限に活用してほしいと思います。

その他(あれば)

コロナ禍で今年は何もできないと諦めかけていた矢先に、このオンライン留学の案内をいただき、迷わず応募しました。3日間のプログラムが終わった今、参加できて本当によかったと改めて感じています。参加者の中には、CAMPUS Asiaを通じて知り合った友人もいて、画面越しに再会することができて嬉しかったです。

このような素晴らしい機会を与えてくださった各国のCAMPUS Asia事務局の皆様、先生方に感謝を申し上げます。ありがとうございました。今後もぜひ続けてほしいです!

TKT CAMPUS Asia Online Summer Camp 2020 ―日中韓の架け橋―

宮崎徹太郎

宮崎徹太郎

所属
機械系 修士2年(当時)
派遣先
日中韓三大学合同(オンライン)
留学年度
2020年度
参加プログラム
TKT CAMPUS Asia Online Summer Camp 2020(三大学合同開催)

2020年8月17~19日の3日間、「TKT CAMPUS Asia Online Summer Camp 2020」がオンライン(Zoom)で開催されました。参加大学は清華大学(中国)、KAIST(韓国)、東工大(日本)でした。私は8~9月のKAISTのSummer Program(研究)に参加予定でしたがCOVID-19により中止になったため、その代替案として招待していただきました。東工大からの参加者は8名でしたが、事前にLINEで連絡を取り合いながら「文化活動(組子)」の準備を進めました。組子は「くぎを使わずに木材を組み立てる日本の伝統工芸」で、奈良の法隆寺の装飾に使われていたなど長い歴史があります。東工大生は、清華大学とKAISTの学生に組子の紹介と、組子コースター制作の指導を英語で行う仕事がありました。

1日目に自己紹介(英語、中国語、韓国語、日本語)、講義(AIを活用した交通政策の決定)、韓国語とK-POPの講義、文化活動(韓紙)、文化活動(組子)を行いました。AIの講義はQ&Aの時間もかなり長く、理解が深まりました。また、韓国語とK-POPの講義では、実際にK-POPを歌うなど実践的でした。韓紙・組子の制作は、日中韓混成のチーム毎に分かれて行いました。まず、韓紙の制作はKAISTの学生とスタッフの方に丁寧にご指導いただきました。そして、組子の制作は、シンプルな英語とカメラの映像を利用することが功を奏して、KAISTの学生の方・スタッフの方に無事に完成していただきました。この文化活動を通して親睦が深まったと思います。

2日目に講義(ウイルスが世界を変えようとしている。適者生存?)、Fun Activities(韓国の市場から実況中継)、Team Projectの話し合いを行いました。講義では、COVID-19の良い影響についてチームで話し合いました。原正彦教授(東工大)による「ニュートンはコレラで大学がロックダウンしている時期に、実家でりんごが落ちるのを見て万有引力の法則を発見した」逸話や、オラフ教授(公立千歳科学技術大学)による「社会的危機の時代には、それを解決するためのイノベーションが生まれる」というお話を聞き、科学者がリーダーシップを発揮しなければならない時代であると鼓舞していただきました。また、Team Projectで私はリーダーでしたが、英語のみで初めて会う外国人の方々を牽引するのはとても難しかったです。テーマ決め、タイトル決め、構成決め、役割分担決め、Zoomでのミーティングスケジュール決め、プレゼンテーション資料の最終版の制作など、半日でこなすのは本当に大変でした。私はチームメンバーに恵まれたので、助けてもらう場面も多々ありましたが、要所要所はリーダーが締めなければならないので、そのタイミングを読むことも重要でした。また、彼らとWeChat上で友達として繋がることができて良かったです。

3日目にTeam Projectのプレゼンテーションと評価・審査・表彰式、閉会式、記念撮影を行いました。私達のチームは「もしも触覚がなくなったら世界はどうなるか。その解決策は何か」というテーマでしたが、博士課程の学生が多いチームだったからか、論文発表のような真面目な発表になりました。一方、他のチームは動画や漫画などを制作していて、表現手法の多様性を感じました。私達のチームは運良く3位に入賞させていただき、象の形のBluetoothスピーカーをいただくことができました。なお、今回のプログラムはKAISTが主体的に動いて下さりました。例えば、TKT CAMPUS AsiaのTシャツや、様々なKAISTグッズを送っていただき、韓国人の温かさを感じました、このイベントは「日中韓の懸け橋」になると強く思います。韓国人や中国人は比較的に日本人と感覚が近いと思うので、たとえ英語が上手く話せなくてもコミュニケーションが取りやすかったです。オンラインで可能なことを最大限に利用した、充実した3日間だったと思います。

Yin Tuo

Yin Tuo

所属
情報通信系 修士2年(当時)
派遣先
日中韓三大学合同(オンライン)
留学年度
2020年度
参加プログラム
TKT CAMPUS Asia Online Summer Camp 2020(三大学合同開催)

参加プログラムの概略

プロジェクトの期間は合計3日です。初日はまず自己紹介をしました。韓国と中国の学生が素朴な日本語で迎えてくれてとても親切と感じました。それから、清華大学の教授からのプレゼンテーション"AI-aided transportation policy decision: An example in the pandemic of COVID-19"を聞きました。最後に、グループで文化交流活動を行いました。私のグループにはKAISTの学生1人、中国清華大学の学生2人、当校2人がいて、Kumikoと韓国伝統的な木製のナイトライトを一緒に作りました。翌日、当校の教授の講演"A virus is changing the world. Survival of the Fittest. "を聞きました。短い昼休みの後、KAISTの学生が私たちを韓国の有名なスナックストリートに連れて行ってくれました。午後はグループディスカッションを行いました。今回のキャンプのトピックは、五感のうちの1つを失ったときに、科学と技術が人々が困難を克服するのにどのように役立つかということです。私のグループが選んだテーマは、世界中の誰もが聴力を失ったときに、科学と技術が人々のより良い生活をどのように助けることができるかということです。グループメンバーは活発に話し合い、夜遅くまで働きました。 3日目はグループプレゼンテーションの時間です。 5つのグループすべてが素晴らしいスピーチを行い、ほぼすべての学生がスピーチに参加しました。

プログラム参加を終えて、自分自身の成長を実感したエピソード

C O V I D−19のため、外の世界とのコミュニケーションが不足しており、ほとんどの時間を家に一人で勉強したり働いたりしています。 今回のキャンプ活動を通じて、グループメンバーとの深い友情を築くだけでなく、チームワークの精神も学びました。 キャンプのトピックが最初に発表されたとき、それは面白いトピックだと思いましたが、それも非常に広範で、エントリーポイントを見つけるのは難しいと感じました。グループメンバーと話し合った後、私は自分の専門分野から始めて、具体的な解決策を考え出しました。 同時に、清華大学の学生から論理的思考の能力を学び、KAISTの学生から創造性を感じました。

同様のプログラムへの参加を希望する後輩へアドバイス

スケジュールが許せば、サインアップしてみてください。初めて会う前に、韓国語と中国語の基本を学びましょう。たとえば、おはようございます。お世話になります。自己紹介の最後に韓国語と中国語の挨拶を追加したほうがいいです。グループディスカッションでは、全員がアイデアを提案するため、各グループは要約して記録するためのレコーダーが必要です。 そのため、Googleスライドなどの共有ソフトウェアを使用して、すべての重要なポイントを記録します。プレゼンテーションときは、複雑な言葉や文法よりも自分が話したいことを表現することが重要です。他の人が理解できるように、適度な速度で話します。

于 佳芸(YU JIAYI)

于 佳芸(YU JIAYI)

所属
応用化学系 学士3年(当時)
派遣先
日中韓三大学合同(オンライン)
留学年度
2020年度
参加プログラム
TKT CAMPUS Asia Online Summer Camp 2020(三大学合同開催)

① 参加プログラムの概略

TKT CAMPUS Asia Online Summer Camp

② 活動内容及び感想

オンラインで東京工業大学、清華大学及び韓国科学技術院(KAIST)の学生と一緒に共に学んだり交流したりしました。

「コロナと科学技術」をめぐって専門家による講義とグループディスカッションがありました。情報量が多く色々勉強になりました。

「Culture activity」で日本と韓国の伝統的手工芸品である組子と韓紙ランプを作ってみました。完成品は今私の本棚に飾ってあって、それらを見るたびに楽しい思い出が浮かびます。

「Fun activity」でKAIST の学生が実際に仁川の新浦国際市場を案内してくれました。私たちはとても楽しみました。

最後に、各大学の学生と5 人グループを組んで、「もし人類が五感の一つを失ったら、世界はどう変わるのか。生じうる様々な挑戦に対して技術はどう役に立てるのか」というテーマに対して、発表及び質疑応答を行いました。非常に限られた短い時間で、価値観の違う人たちと理解し合う上、一緒にテーマ選びから満足できるプレゼンまでいくのは難しかったです。今回のグループプロジェクトは自分の知見を深め、視野を拡げ、物事を多角的に考える良い経験になったと思います。

③ プログラム参加を終えて、⾃分⾃⾝の成⻑を実感したエピソード

今回のプレゼン経験は私にとってとても新鮮でした。そして、今回のプログラムを通じて、自分の視野が限られていること、思考に偏りがあることを認めたうえで、自分の強みを再発見することができたのはとてもよかった思います。

まず、異文化に生じる多様性を感じました。最初は、日中韓三カ国の文化は近いし、私は在日中国人だし、国際交流はそんなに難しくないだろうと思いましたが、とても違いました。異なる学習環境にいる人の価値観・考え方の違う大きさに驚きました。問題の捉え方・策の創出法が違うから、意思決定のプロセスは思うようにいきませんでした。グループメンバー全員が合意できるプレゼンの内容と流れを決めるのは難しかったです。今まで積んだプレゼンの経験や常識など、自分がとても正しいと思うことでも、ほかの人にとって必ずしも正しくはないかもしれません。多様な人たちと触れ合うと、自分がどんな価値観を大切にしているのかを確かめ、自分の柔軟性も磨かれました。

また、メンバーのバックグラウンドの多様性から生じるアイデアの豊富さ、視点の幅広さはメリットですが、その一方、アイデアが多すぎて、その取捨と選択肢の洗い出しが難しかったです。さらに、メンバーそれぞれの価値観が違うから、アイデアの評価に関して合意に達するするのに時間がかかりました。

さらに、お互いの価値観の違いを尊重しつつも、色々気を使いすぎず、自分の考えをはっきり言うのは不可欠だとわかりました。今回の発表の準備時間は非常に限られていたので、討論のペースが速く、激しかったです。意見を言わずに黙っていては、誰も自分を正しく理解してくれないし、自分が望ましくない方向に流されるかもしれません。今回は激しい討論に身を置き、ある意味で差し迫った状況に置かれたことで、自分の考えをすぐ言えるようになりました。

最後に、自分の強みを再発見することができました。私は様々な活動やコンテストに参加してきて、ある程度身につけたスキルは今回のグループワークで発揮できたと思います。ごく普通で凡庸だと思っていた自身の知識やスキルも、実は広い視野で見れば類まれで有用かもしれない、自分が今のままでも何か貢献できる場所があるかもしれないと、自分に自信を持つことにもつながりました。

④ プログラム参加経験を今後どのように活かしたいか

将来国際交流する際に限らず、自分と違う意見や反対の声に直面する時に、感情的に反応するのではなく、相手の意見の背景にある論理や状況に思いを巡らせ、相手の思考を想像し、その人の考えを客観的に分析し評価するようにしていこうと思います。

また、異文化チームで意思決定をする上で、協力する意識は大切だとわかりました。国際交流する時お互いの違いに目を奪われがちですが、国や文化が違っていても、同世代の思いや感性には共通する部分が多くあります。みんなが共感できる点から始め、お互い理解し合って、少しずつ合意を達することができると思います。

⑤ オンラインで苦労した点(もしあれば)

中国にいる学生たちはGoogle とその関連サービスが使えないので、全員一緒に共同編集するのはできませんでした。情報をシェアする時は少し苦労しました。

また、オンラインはマルチタスクができやすい環境だから、このプログラム以外のことで忙しいグループメンバーがいらっしゃいまして、全員が力を揃えることが難しかったです。

⑥ 同様のプログラムへの参加を希望する後輩へアドバイス

勉強になるし、とても楽しいプログラムです!

私たちはいつか国際的なシンポジウムで活躍するような科学者になるから、違う背景の人と英語でディスカッションしたりプレゼンテーションを行ったりすることは重要だと思います。TKT CAMPUS Asia Online Camp はこれらのスキルを練習する場を提供しているので、難しいかもしれませんが、自己成長したい人はぜひチャンスを握って挑戦してみてください。

于佳彤(ウ カトウ)

于佳彤(ウ カトウ)

所属
応用化学系 学士3年(当時)
派遣先
日中韓三大学合同(オンライン)
留学年度
2020年度
参加プログラム
TKT CAMPUS Asia Online Summer Camp 2020(三大学合同開催)

参加プログラムの概略

TKT CAMPUS Asia Online Summer Camp 2020は、清華大学、KAIST(韓国科学技術院)、東京工業大学が協力して作った3日間集中キャンプである。CAMPUSアジアプログラムの入学希望者と卒業生が参加する、初のバーチャルサマーキャンプでした。特別講義、文化交流活動、チームプロジェクトで構成された。

活動内容及び感想

1) 特別講義

初日の講義のテーマは「COVID-19の例でAIを援用した輸送政策決定」でした。輸送システムのビッグデータモデリング、計画、管理、そして将来の流動サービスなどについて勉強した。二日目は講義を聞いて、コロナと科学技術をめぐってグループディスカッションを行った。グループで話し合い、色々な意見が出て良かった。

2) 文化交流活動

キャンプの初日の午後に文化交流活動があった。まず韓国のYonsei 大学の先生に4つ特別韓国文化レクチャーで、短時間で楽しくハングルを学び、一緒に韓国の歌を歌った。韓国語の歴史や由来、そして韓流文化を知って良かった。そしてKAISTの学生が主導になって、一緒に韓紙LED lampを作った。その後、東工大の学生が日本文化交流活動として組子の作り方を教えた。留学生である私はこのキャンプに参加する前に組子を知らなかったが、活動で他の学生に教えられるようになるために、組子に関する日本文化と伝統を色々調べて勉強した。組子の美しさと日本匠人の細かなところまで気を配る心に関心した。実際に韓国に行く機会がなかったが、最終日の午後にKAISTの学生のおかげで、ライブで韓国の市場を巡って市場の実況を見て雰囲気を感じた。

3) チームプロジェクト

「もし人類が五感の一つを失ったら、世界はどう変わるか。生じうる様々な挑戦に対して技術はどう役に立てるのか」をテーマに、グループ5人で発表した。違う大学と国から来た、様々な背景を持つ人々とコミュニケーションを取り、一緒にグループプロジェクトをやる貴重な経験だった。限られた時間内でトピックを決め、話し合い、調査研究し、発表することは、かなり挑戦的だった。自分の知識と想像力を使ってアイディアを出し合い、さらに様々な新技術を調べて、プレゼンを完成した。個人的および学問的な視野を広げ、将来のグローバル技術者として必要なスキルを磨く良い機会になったと思う。

このキャンプを通して、ネットワークを広げ、近隣諸国の文化を理解し、さまざまな知識を共有できる新しい友達に出会えた。非常に特別な3日だった。

 プログラム参加を終えて、自分自身の成長を実感したエピソード

3大学の学生が一緒にやる特別なグループプロジェクトで、思い出になるエピソードが多かった。中に一番感慨が深かったのは、大学・学科、周りの環境、経験などが違う人の考え方と物事のやり方が違うことだった。

うちのグループ発表は優勝を獲れたが、その過程は順調ではなかった。発表トピックを決めた後、「科学技術はどう役に立てるか」など具体的な発表内容を決めるとき苦労したことが記憶に残る。たくさんの意見が出て、みんなそれぞれ違う見方を持っていて、良いプレゼンとグループワークの進め方に対するイメージも異なった。一度無意味なディベート気味の話になってしまい、プロジェクトがなかなか進めなかった。準備時間の大半を過ぎているが、発表内容が全然まとまらなくて焦っていた。しばらく休憩を取った後、共同の目標を明らかにし、また意見を交わした。みんな改めて自分の考えとその理由をできるだけわかりやすい説明で述べ、相手の見方を受け入れる姿勢でよくお互いの話を聞いた。意見の取捨選択が難しかったが、理解し合い、一緒にみんなが納得できるアイデアを考え出し、順調に発表内容を決めた。そしてメンバー各自の強みを活かし、それぞれ得意な部分を担当して効率高く発表資料を作り上げた。最終日に一緒に発表を完成し、満足のいく結果が得られた。

たくさんの意見と内容がある中、取捨選択が難しかったが、ある一部を切捨て、より良いものや相応しいものを選抜したからこそ、洗練された良い発表になったと思う。そして最終発表の前日に、調べたデータや思いついたアイデアなど発表に入れなかったものをスライドの最後にまとめて、質疑応答のために準備しておいた。発表が終わった後、疑応答が素晴らしかったと評価されて嬉しい限りだった。せっかく思いついて調べたから全部発表に入れたい、努力を無駄にしたくないという気持ちはあるが、裏の努力は決して無駄ではないと考える。

このキャンプを通じて色んな見方と考えに触れ、視野を広げて本当に良かったと思う。異なる国と大学から来た人の見方が違うし、国籍が同じでも教育環境と専門分野によって考えがそんなに違うことにびっくりした。何よりも、理解し合う姿勢の重要性が分かった。相手の意見をよく聞いて、自分の考えを誠実に伝える。先入観と思い込みを捨て、いろんな意見と考えを受け入れるよう、柔軟な頭で交流することが大切だ。その方が革新的なアイデアが生み出し、お互いに勉強できると分かった。

④ プログラム参加経験を今後どのように活かしたいか

 今回のプログラムで学んだことを覚えて、次回このようなグループワークはさらにうまくいけると思う。また、改めて自分の考えを伝える力の乏しさを感じた。今後は如何にわかりやすい説明で自分の考えを相手に理解してもらうかを模索していきたい。言語の勉強はもちろん、表現力の練習もこれから頑張ります。そして、常に意識を高く持っている仲間との活動はとても刺激的だった。参加者みんな自分の専門に熱意を持っていることに関心した。これからも一生懸命勉強し、専門性を高めて行く。来年から研究室所属することになったら、熱意を持って研究に打ち込みたいと思う。もしまたこのような活動があったらぜひ参加したいと思う。

⑤ オンラインで苦労した点(もしあれば)

 対面で紙に図を書いたり、体の動作で表現したりできなくて、考えを全部言葉で説明する必要があったので、苦労した。また、国の区域が違うため、オンラインで共同作業ができなかったことちょっと不便を感じた。

⑥ 同様のプログラムへの参加を希望する後輩へアドバイス

三日間という短い間ですが、楽しくて勉強になるプログラムになっています自分に自信を持って、積極的に違う背景を持つ人と交流したら、お互いに学び、成長できると思います。国際交流したい、何か新しいことを経験したい人、ぜひこのプログラムに参加してみてください。

S.K.

S.K.

所属
経営工学系 修士1年(当時)
派遣先
日中韓三大学合同(オンライン)
留学年度
2020年度
参加プログラム
TKT CAMPUS Asia Online Summer Camp 2020(三大学合同開催)

参加プログラムの概略

◇概要

チームプロジェクトを中心とした,3か国の学生交流・異文化理解のためのプログラム.

3日間オンラインで開催.

チームプロジェクトでは5人1チームで最終日の20分のプレゼンに向けて取り組む.

◇参加学生

清華大学(中国)・KAIST(韓国)・東工大(日本)の3大学の学生

CAMPUS Asia プログラムで今年渡航予定だった,または過去にCAMPUS Asiaに参加した学生

◇スケジュール

1日目 (10:00-17:00)

学生の自己紹介・Special Lecture・文化交流(ハングル講座/ランプ作り/組子作り)

2日目 (10:00-18:00)

Special Lecture・チームプロジェクトミーティング

3日目 (10:00-14:00)

チームプロジェクト発表会・結果発表/表彰

活動内容及び感想

かなり豪華な賞品が用意されていたことから,参加学生のモチベーションは高い水準で統一されており,やりやすかったです.もし,これが賞品も何もないイベントだったら,やる気のある人とそうでない人で分かれたのではないかと思います.

まとまった時間を使うプロジェクトがあったので,思っていたよりもチームメンバーのことを知ることができ,仲良くなることができました.

プログラム参加を終えて,自分自身の成長を実感したエピソード

チームプロジェクトではリーダーを務めました.このような多国籍のチームでリーダーを務めたのは初めてで,緊張しました.しかしやってみると,リーダーとしてやるべきことは日本人だけのチームのときと変わらないということを感じました.

プログラム参加経験を今後どのように活かしたいか

2020年9月から清華大学にオンラインで留学を予定しています.オンラインでも,意外と仲良くなることができるということが分かったので,留学中は積極的にコミュニティを探して参加したいと思っています.

オンラインで苦労した点(もしあれば)

参加場所は自宅だったので,良くも悪くも制限なく長い時間作業ができてしまうという点です.2日目の日中に思ったより作業が進まず,夜遅くまでスライドの修正やチームでプレゼンの練習をしたりしてしまいました.

清華大学の学生は中国にいるのでGoogleにアクセスできないという点です.オンラインで進めるならGoogleドキュメントやGoogleスライドは必須だと感じました.最後は,清華大学の学生はVPNに接続しアクセスしていたようですが,申し訳なく感じました.

対面のプログラムだと,食事や移動など雑談の時間が生じます.しかし,オンラインだとその時間がとりづらいので,文化交流(ランプ作りや組子作り)の時間があってよかったです.

同様のプログラムへの参加を希望する後輩へアドバイス

オンラインのプログラムは,普通の留学に比べ圧倒的に参加しやすいというのがメリットだと感じました.

「現地に行くからこその留学の楽しさ・大変さ」のようなものは体験できませんが,語学力・グループワークの力試しや留学体験としては十分に楽しめると思います.

留学生どうしの交流で世界の文化を知った1ヶ月

S.K.

S.K.

所属
経営工学系 学士3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2019年度
参加プログラム
研究プログラム

 2019年9月1日~30日の1ヶ月間KAISTに滞在しました。留学前後に日韓関係が悪化し不安でしたが、市街の垂れ幕など以外では関係の悪化は感じませんでした。韓国は文化的に日本と近く、辛い食べ物が好きな私にとっては食事も美味しく、とても過ごしやすかったです。

 研究室では、半導体製造の効率化について取り組みました。自分のアイデアを英語で完全に表現することができないもどかしさ、研究背景に関する知識が少なさで苦労することもありましたが、教授や学生の助けもあり、ゼミでの最終発表を無事終えることができました。

 私の所属した研究室の学生は全員韓国人でしたが、KAIST全体には非常に多くの留学生がいました。韓国に留学する=韓国人学生とばかり出会うと思い込みがちです。しかし私が行ったのが学期の始まりということもあり、留学生どうしのコミュニティは広がりやすく、中国やヨーロッパ圏出身の学生などともたくさん交流することができました。特に、フランスから来たルームメイトとは、生活や食事を共にするだけでなく、2泊の旅行に出掛けたりととても親しくなることができました。

 研究体験ができただけでなく、様々な文化と触れ合えた、とても充実した1ヶ月でした。

初めての韓国。KAISTでの一か月間。

G.N.

G.N.

所属
物理学系 学士3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2019年度
参加プログラム
サマースクール(研究)

8月12日から9月6日までのおおよそ一か月間、韓国の大田市にあるKAISTの研究型のサマープログラムに参加した。東工大での通期の授業とは重ならずに夏季休業期間を利用して留学に行けるため、この日程のプログラムを選択した。

このプログラムの良い点はいくつもあるがここでは主に三つ述べたい。

まず一つ目に学部生であってもあちらの研究室に所属して研究を行うことができるということだ。これは自分が応募する動機の中で一番大きかったことだ。日本語でも難しいような専門分野についての話を英語ですることにはじめは不安を感じていたが、研究室のメンバーがどなたも優しく接してくださり充実した日々を過ごすことができた。

二つ目は経済面でのサポートが充実していることだ。航空券や海外保険も支給していただけるだけでなく、生活費もKAISTからの奨学金でほとんどを賄うことができる。

三つ目は様々な国の学生と交流できることだ。CAMPUS Asiaのプログラムは東工大と韓国のKAIST、そして中国にある清華大学の三つの大学間のプログラムであるため、留学先では韓国についてだけでなく、派遣メンバーとの会話から中国についての理解も深めることができた。また、プログラムのメンバー以外にも多くの留学生がKAISTにはいるので毎日が新しい発見ばかりでありモチベーションアップにつながった。

 一か月間、多くの人々に親切にしていただきとても楽しい日々であった。コーディネーターの方、事務の方のサポートには感謝を申し上げたい。ありがとうございました。

東アジアの文化、人の優しさに触れた1ヶ月

E.O.

E.O.

所属
建築学系 学士3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2018年度
参加プログラム
KAIST Winter Research Program(研究・1か月)

2019年2月2日から3月2日までの一ヶ月間KAISTにresearch oriented programとして滞在しました。東工大では研究室に所属する前でしたが、現地では建築と分野の近い、土木環境工学科の中にある、都市デザイン研究室に所属することができました。時期的に韓国の祝日との重なりが多く、研究室に滞在できた期間が短くなってしまいましたが、当時研究室で行なっていたプロジェクトの一部の手伝いと、自分のテーマの調査を行い、平日は朝から夕方まで毎日研究室にお世話になっていました。研究室では当初私が唯一の女子かつ外国人でしたが、先輩方が本当にとてもよく気にかけて下さり、生活面で困ることなく一ヶ月の滞在を終えることができました。
私にとって外国での長期滞在は今回が初めてで、不安もありましたが、問題なく一人で出かけることも、土日や祝日を使ってルームメイトと旅行に行くことも出来、とても過ごしやすかったです。また、研究室に所属していても韓国語の授業を取ることができ、現地で過ごす上で、文化を理解する上でとても役立ちました。
今回の滞在は韓国を知ることになると思っていましたが、ルームメイトが3人全員中国人であった事もあり、自国日本と中国韓国の文化の相違点を感じながら東アジアを理解する事に繋がったと思います。毎日研究室、部屋、ルームメイトとの会話で韓国語、中国語、日本語、英語を同じくらい聴いたり使ったりしながらの生活はとても新鮮であり、日中韓の近さも感じられました。

この滞在中にお世話になった研究室の先輩と先生、ルームメイト、そしてサポートして頂いた両大学の事務の方々には本当に感謝しています。

韓国での1ヶ月間の研究留学

小松 礼奈

小松 礼奈

所属
建築学系 修士2年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2018年度
参加プログラム
サマースクール(研究)

 2018年8月13日~9月7日の4週間、韓国のデジョン市にあるKAISTで行われたサマープログラムに参加した。今回参加したプログラムは、"TKT CAMPUS Asia"と呼ばれるプログラムで、中国の清華大学と韓国のKAIST、日本の東工大による3カ国の合同プログラムである。Research courseに参加し、Civil & Environmental Engineering 学部のHan, Jong-In, Assoc. Prof.の研究室でお世話になった。研究室にはコアタイムがあり9:00〜18:00は基本的に研究室で作業していた。研究では空気清浄機のインペラの性能評価とモデリングを行った。また最終回のゼミでは、私が現在東工大で行っている研究を紹介するセミナーを開催した。1ヶ月間という期間は、研究という観点からみると短いと思う。しかし、今回の留学の目的は研究だけではなく、アジア地域の学生と交流することや他大学の学生の研究の現状を知ること、国際社会で活躍できる人材としての教養を身につけることなどであると思う。このような総合的な観点から今回の留学を振り返ると、非常に充実した1ヶ月間を過ごすことができたと確信している。

 留学をして一番良かったと思うことは、人の優しさに触れることができたことだと思う。文化や国が違う人と、表面的な付き合いではなく、きちんと友達になりたいと思って、少しでも縁があった人とはなるべく関わるように心がけた。以前の私はあまり、自分から積極的に人と関わろうとするタイプではなかったが、意識的に変わっていた。このような経験から留学以前には考えられなかった程多くの友達を作ることができた。これらの経験や自分から人と関わる積極性を忘れることなく今後も生活していきたい。

1ヶ月の生活を終えて

今本 南

今本 南

所属
生命理工学系 学士3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2018年度 
参加プログラム
サマースクール(研究)

                                 (写真左奥が今本さん)

안녕하세요! 1ヶ月に渡るKAIST Summer Programを終了しました、生命理工学院3年の今本南です。わたしはクロマチン に関する研究をしている研究室にて、博士課程の学生についてもらいながら1ヶ月間研究を行いました。

感想としては、想像以上に文化的に日本と近いなということです。韓国に着き初めて街中に降り立った時も、外国に来ているといる気分にならなかったくらいです。もちろん大きく違うことも多々ありますが、考え方や文化、食生活に思いの外共通点があり、生活で困ったことはほとんどありませんでした。政治面では色々ありますが、日本人が1番住みやすい国だと感じました。

わたしはこのプログラムに参加してよかったと心から感じています。得たこと、学んだことはここでは挙げきれませんが、なによりとても意義のある異文化交流ができました。短い間でしたが、韓国の文化や現地の学生と色々な話ができ、異なる意見などが聞けてとても面白い経験ができました。サポートしていただいた方々、現地の学生に感謝です。ありがとうございました。

キャンパスアジアプログラムを終えて

K.M.

K.M.

所属
有機材料工学科 学部4年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2018年度 
参加プログラム
サマースクール(研究)

漠然と留学に行きたいと考えていた私は、4年の春、研究室の先生・先輩に一緒に学内の留学情報説明会に参加した。研究室に配属して間もない頃で、研究に興味がある私は、海外での研究生活について知りたいと思ったので、講義中心ものではなく、研究室で研究をする留学プランを探した。卒業研究との両立を考えると1カ月がちょうど良いと考えたため、このTKTキャンパスアジアプログラムは私にピッタリであった。

私の所属している学科は有機材料工学科といういわゆる材料系と呼ばれる分野に属する学科であるが、私の所属している研究室がバイオセンサーを研究しており、自分自身も生物系の分野に興味があること、研究室の指導教員が顔見知りなことなどから、Department of Biological Science のHak-sung Kim教授のところで学ぶことにした。KAISTの研究室ではMolecular Dynamics(MD)計算とプロテインデリバリーシステムについて学んだ。大変だったのは焼肉でお腹を壊した時だった。私はなかなか消化不良から回復せず、回復しない理由が、毎日の食事に当たり前のように使われている唐辛子だと気づくのに1週間を要した。

 他にも留学生の積極的にコミュニケーションを取ろうとしている姿を見て、積極的なほうが、学ぶことは多いということを改めて確認し、もっと積極性をもって自分から行動していきたいと思った。

実際に行って生活してみないとわからない,
新しい経験や価値観に出会うことができました

A.F.

A.F.

所属
化学生命科学研究所 修士1年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2017年度
参加プログラム
KAIST Spring Research Program(研究・4か月)

私はKAISTの研究プログラムに参加し,1学期間Bio-Inspired Materialsの研究室で生体適合性を持つ新しい材料の開発を行いました。

慣れないことばかりでしたが、プロジェクトを一緒に進めてくれた博士学生2人を含め研究室の方々は本当に温かく迎えてくれ,サポートしてくれました。教授も含めたディスカッションや研究室でのゼミ発表を通して意見やアドバイスをいただくことができ、とても有意義な時間でした。

私がいる間は日本人が1人で最初は少し心細い気持ちもしましたが、以前Campus Asiaで東工大に来ていたKAISTの学生やその友達、KAISTでのイベントで出会ったたくさんの留学生と遊びに行ったり、ご飯を食べに行ったりしました。思っていたより多くの人が日本に興味を持っていて積極的に話しかけにきてくれ、とても嬉しく誇らしい気持ちになりました。

4ヶ月間の滞在を通して、多くの人と出会い自分の世界が広がりました。両国の歴史的な関係は難しいところはありますが、慣れない環境の中たくさんの優しさに触れることができ、自分で感じ体験してみなくてはわからないことを数多く得ることができました。これからも永く,深く続く関係を大切にしていきたいと思います。

自ら道を切り拓いていくことの大切さ、新たな一歩を踏み出す勇気、そして新しい仲間や環境に出会う楽しさを学びました。

竹之下 眞央子

竹之下 眞央子

所属
生命科学科 学部3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2017年度
参加プログラム
KAIST Fall Research Program (1か月)

私はKAISTの"Research Oriented Program"に参加し、Department of Biological Sciencesの研究室で脳疾患に関する研究チームに加わりました。

 CAMPUS Asia の魅力的な点は、協定校同士のプログラムであるため、研究室配属やビザ取得の手続きがスムーズで、渡航期間を自由に決められるところにあると思います。私は今回の留学費用は全て自分で用意しようと考えていたため、奨学金のサポートが充実しているところも大変助かりました。将来やりたいことが決まっている人もそうでない人も、海外で授業や研究に励むことで、新たな夢や目標が見つかると思います。それが、次のステップへと歩み出す自信や勇気に繋がるはずです。新しい人々や環境との出会いが、今後の学生生活や人生をより豊かにし、かけがえのない財産になると感じました。

 本当に多くの方が、韓国やKAISTに来たことを温かく迎えてくださいました。慣れない海外の地で、優しく声をかけてくれる人の存在がどれほど心強いかということを実感しました。優しさは言語の壁を超え、国境を越え、心の距離をぐっと縮めてくれました。韓国の友人や研究室の方が助けてくださったように、私も日本で留学生のサポートができればと思います。

留学したいけど、いろいろ面倒な手続きがなぁとか、経済的に厳しいという人には本当におすすめのプログラムです。普段とは違う研究室で研究をしたい、世界中に友達を作りたいという人にもおすすめです。

T.K.

T.K.

所属
機械科学科 学部3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2016年度
参加プログラム
KAIST Fall Research Program (研究・1セメスター)

この留学プログラムは、他の派遣留学プログラムと比べて、コーディネーターの方がいろいろと手続きをしてくださるため、自分で面倒な手続きをする必要がなく、また、毎月十分な額の奨学金がもらえるので、自分で一切費用を負担しなくても留学ができます。自分は学部生だったため、1セメスター在籍する必要がありましたが、院生であれば1か月以上から手軽に留学を経験することができます(注1)。留学したいけど、いろいろ面倒な手続きがなぁとか、経済的に厳しいという人には本当におすすめのプログラムです。
また、KAISTは東工大と同じようにレベルの高い研究をしており、研究室でも英語だけで活動することができます。さらに、交換留学生がとても多く、特にドイツやフランスからは1セメスターに30-40人ほど来ており、積極的に行動すれば、韓国にいながら世界中に友達を作ることができます。欧米の人と韓国を旅行するという、とても珍しい体験をすることができます。普段とは違う研究室で研究をしたい、世界中に友達を作りたいという人にもおすすめのプログラムだと思います。
東工大にはいろんなプログラムがあるので、少しでも興味があるならとりあえず参加してみるといいと思います。

注1:2017年度より、学士課程3年生・4年生も、1か月以上からの研究留学が可能となっています。

積極性にあふれた友人たちに囲まれたことで、自身の積極性が大事ということを生身で経験したこと、それが交友関係や楽しみなど幅広く影響していくと感じたことは、帰国後、自身の将来のことなどを考える時にとても役立っていると思います。

村井  友海

村井 友海

所属
化学科 学部3年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2016年度 
参加プログラム
サマープログラム

元々東アジアへの留学に興味があったので、CAMPUS Asiaのプログラムで1か月間KAISTに滞在しました。KAISTでの1か月間は、様々な分野を勉強するのと同時に、私よりももっと積極性にあふれた人に取り囲まれた1か月間であったと思います。清華大生のルームメートは、既に起業しているとのことで、何事もすごく積極的で、友達同士の外食から週末の外出、インタビューなど色々と誘ってもらいました。また知り合ったKAIST生も日常生活からField Trip まであれこれ面倒を見てくれ、韓国語のできない私に代わって予約を取ってくれたり、店などを紹介してくれたりと、積極的に、そして楽しそうに手伝ってくれました。そんな積極的な人たちに囲まれて、結果的に私もより積極的になろうとしていたと思います。また、自分が積極的になるほど、自分の足りないこと、手伝ってほしいことが出て来て、それが逆に新しい交友関係や楽しみを深めてくれるように感じました。自分から英語で表現できることが限られていて、友達同士のお喋りで苦戦したことは惜しいと感じましたが、その惜しいという思いも、このままではいけないという積極性には繋がって行っていったと思います。積極性にあふれた友人たちに囲まれたことで、自身の積極性が大事ということを生身で経験したこと、それが交友関係や楽しみなど幅広く影響していくと感じたことは、帰国後、自身の将来のことなどを考える時にとても役立っていると思います。

英語を使わざるをえない状況に置かれたことで、自分がわかる単語の範囲でなんとか伝えようとする姿勢が生まれるようになった。

秋山 遊

秋山 遊

所属
機械物理工学専攻 修士1年(当時)
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2015年度 
参加プログラム
サマープログラム+研究

今回の留学を通して自分が最も成長したと感じるのはやはり英語力、特にスピーキングの力である。留学前は不意に英語で話す機会があると単語が何も浮かばなかったり、第一に文法を気にしてしまったりと、全く会話にならない状況が多かった。だが、英語を使わざるをえない状況に置かれたことで、自分がわかる単語の範囲でなんとか伝えようとする姿勢が生まれるようになった。

日本人は英語が苦手と言われているが、実は韓国人にとっても英語はかなり苦手なようである。KAISTの学生と留学生との会話をよく聞いていると、極力スピードを落として話しているのがわかった。自分もそれを真似して、一つ一つの単語をゆったりと話すようにしたところ、考える余裕が生まれるようになり、自信が持てるようになった。

自分は飲食店でアルバイトをしているのだが、帰国後すぐに外国のお客さんの対応をする機会があった。このようなとき、以前は英語表記のメニューを渡して、それきりにしてしまうことが多かった。だが今はある程度の自信を持って「会話」をするようになっている。英語をマスターするためにボキャブラリーを身につけるのは勿論必要だが、それ以前に話す機会が無いと身につくはずはなく、今回の留学は非常に貴重な体験となった。

このプログラムを通じ、経験、友情、愛情などを収穫できました。
韓国語やKAISTで行われている研究の授業を受けました。

史 恒宇

史 恒宇

所属
生命情報専攻
派遣先
KAIST
留学年度
2015年
参加プログラム
研究体験型プログラム

大学院に進学してから国際コミュニケーションの重要性を感じ、同じ研究室の留学生と英語で会話するようになりました。英語でのコミュニケーション能力を向上させるため留学を考えていたところ、指導教官からこのプログラムを勧めて頂きました。プログラムの受け入れ大学であったKAISTは、韓国でも最先端の理系大学でもあるので、英語の能力だけでなく、専門分野の知見が得られると思い、参加を決意しました。
留学期間は2ヶ月で、はじめの1ヶ月は、韓国語やKAISTで行われている研究の授業を受けました。次の1ヶ月では、自分の専門分野に近い研究室に所属し研究に参加しました。研究室の活動では、学生が積極的に議論している姿に刺激を受けました。日本語がほとんど通用しない環境で2ヶ月間過ごすことができたこと、留学最終日にKAISTでの指導教官から「君の英語は分かりやすかったよ。」と言って頂けたことは、自分にとって大きな自信となりました。

吾妻 恒栄

吾妻 恒栄

所属
有機・高分子物質専攻修士2年(当時)
派遣先
KAIST
留学年度
2015年度
参加プログラム
研究プログラム

私は2015年度のキャンパスアジアプログラムに参加し、KAIST(韓国)に45日滞在しました。専攻内の中間発表会へ参加しなくてはならないため、予定されていた期間ではなく、10月から単独で留学をすることになりました。留学先の指導教員とはもともと交流があり、事前に論文などを通して研究内容を知っており、以前から訪れてみたいと考えておりました。

実際に研究生活を送ることで、海外での実験の大変さを実感いたしました。しかし、このプログラムを通して実験のノウハウや英語でのコミュニケーションを学ぶことができ、帰国後の研究活動を行っていくうえで非常に重要な経験になりました。さらに、同じ研究室で研究活動を行うことで、彼らの考え方や文化、生活を直に学ぶことができ、留学前に持っていたイメージとは大きく異なることに驚かされました。

研究や授業を通して、研究者としてだけでなく国際人としての教養を身につけることができ、自分や国の将来を考えるうえで有意義な経験になると思っております。

このプログラムを通じ、経験、友情、愛情などを収穫できました。

史 恒宇

史 恒宇

所属
生命情報専攻
派遣先
KAIST
留学年度
2015年度
参加プログラム
研究体験型プログラム

私は日本語学校の時代から色々な意味で韓国という国と触れ合った経験があります。熱心に授業や研究に取り込んでいる私にとって長期留学は難しいことでしたが、TKT CAMPUS Asia Programであれば1ヶ月の短期留学も可能であり、「いつやるの?今でしょう!」と考え、応募しました。担当の方たちは非常に親切であり、留学スケジュールも柔軟に調整していただき、資金面の支援も充実していました。現地での滞在はたった1ヶ月でしたが、学業でも生活でも十分に楽しめました。学生寮と研究室はキャンパスの両端にあり、研究室の先輩はよく車で迎えに来てくれて親切でした。学業の面でも、従来韓国語でやったゼミは英語に切り替え、私も討論できるようにしてくださいました。また、前に東工大に留学に来たKAISTの学生たちも優しく、いろいろサポートしてくれました。週末の時にソウルなどに遊びに行くとかもできます。手頃な値段でタクシーとバスを利用し、片道3時間でソウル中心にアクセスできます。地下鉄や飲食店などは日本語メニューがありますので、困らずに楽しめます。このプログラムを通じ、経験、友情、愛情などを収穫でき、最高でした。

小倉 尚人(韓国・KAIST)

小倉 尚人(韓国・KAIST)

この留学では韓国語の講義と英語で生命科学を学ぶ講義、そして韓国の文化を見学、体験するフィールドトリップがありました。しかし、私にとって最も大切な経験になったのは一緒にプログラムに参加していた清華大学の学生と行動を共にしたことです。

お互い英語でコミュニケーションを取るのですが、打ち解けてくるとジョークを言ったり習った韓国語を英語に組み込んだりして非常にフランクに英会話することができるようになりました。移動時間や食事中、時には散歩しながら自分の国のことや将来のことなど色々語り合いました。同じ寮に住み、講義、食事、運動を一緒にしました。そして休日には済州島やソウルに旅行していたのでほとんどの時間を彼らと過ごしました。今でもメールのやり取りをする仲になりました。

韓国の最先端の理系大学で1か月間過ごすことのできるこのプログラムは専門知識だけでなく、切磋琢磨できる海外の仲間と出会うこともできます。

仙田 有絵(韓国・KAIST)

仙田 有絵(韓国・KAIST)

留学には前々から興味を持っておりました。しかし、休学には抵抗があった上、就職活動を行っていたので、留学は無理かな・・・と諦めていました。そんな時に紹介されたのがCAMPUS Asia Programでした。KAISTであれば、1か月以上からの留学を受け入れています。また、コーディネーターの方を通じて受け入れ先の研究室を手配してくれるので、他の留学プログラムに比べると、留学前の手続きが比較的簡単だと思います。私の場合は、秋学期 1ヶ月の研究のための留学でした。1か月間で研究を進めることはとても難しかったですし、できることも限られています。しかし、成長著しい韓国社会の現状や向学心及び好奇心旺盛なKAISTの学生と交流から刺激を受けると同時に世界中の競争が激化しているという現実を肌で感じることができ、よい経験になったと思います。興味のある方は、ぜひ参加してください!特に、忙しい方にはおすすめのプログラムです。

薛 キョウ(韓国・KAIST)

薛 キョウ(韓国・KAIST)

私は大学の交流イベントに参加したのがきっかけで、KAISTの先生にお話を伺ったことがあり、異なる文化を持つ研究者と会話した際に、新たな視点に立った内容が多く、非常に興味が引かれました。そのゆえに、留学プログラムを応募しました。

留学期間は2ヶ月で、留学期間内、KAISTで行われる2つのレクチャーを受けました。
KAISTでの授業は活気に満ちていて、毎日楽しい授業を受けることができました。特に、韓国語のレッスンでは、担当の先生が優しく話しをしてくれたり、笑わせてくれたりとても楽しかったです。また、留学していた間、自分と同じ研究分野の研究室に所属し、多くの文献を読み、メモをつくりながら、自らのアイディアをまとめていくとともに、研究室のセミナー・勉強会に参加し、他の研究者の発表や討論を聴くことに力を入れました。

留学プログラムに参加したことにより、私は同じ分野の新たな視点に立った内容の勉強を通し、自分の研究と比較でき、自分の視野が広くなり、物の見方や考え方、知識に幅が出てきました。また、ほかの研究成果を目にしたことで、将来、自分の研究にも役立つと信じています。

新岡 琢也

新岡 琢也

所属
工学部 機械知能システム学科
派遣先
韓国・KAIST
留学年度
2012年度(学部3年時)
参加プログラム
サマープログラム

私がTKT Campus Asia Programに応募したきっかけは、韓国という国の実態を自分の目で見、肌で感じてみたいと思ったことでした。
このプログラムに参加して、私の韓国、そしてアジアに対する価値観は劇的に変わりました。メディアから与えられる偏った情報により、韓国に対して漠然と偏見を持っていた自分の無知さに恥ずかしさを覚えました。日本に入ってくるアジアの情報は本当に偏っています。実際の韓国は文化、食、生活共に日本人には非常に馴染みやすく快適で、隣国のありがたさを痛感させられました。日本・韓国・中国の間には政治的問題が山積しています。しかし、文化や技術の面は政治問題を差し置いて、もっと連携していくべきだと感じました。中国や韓国に興味のある方は、是非トライしてみて下さい。周囲から与えられる情報、社会の常識を単に鵜呑みにするのではなく、経験で自身で判断してください。そうすれば思った以上に世界観が広がるはずです。

常川 拓浩(韓国・KAIST)

常川 拓浩(韓国・KAIST)

大学院に進学してから国際コミュニケーションの重要性を感じ、同じ研究室の留学生と英語で会話するようになりました。英語でのコミュニケーション能力を向上させるため留学を考えていたところ、指導教官からこのプログラムを勧めて頂きました。プログラムの受け入れ大学であったKAISTは、韓国でも最先端の理系大学でもあるので、英語の能力だけでなく、専門分野の知見が得られると思い、参加を決意しました。
留学期間は2ヶ月で、はじめの1ヶ月は、韓国語やKAISTで行われている研究の授業を受けました。次の1ヶ月では、自分の専門分野に近い研究室に所属し研究に参加しました。研究室の活動では、学生が積極的に議論している姿に刺激を受けました。日本語がほとんど通用しない環境で2ヶ月間過ごすことができたこと、留学最終日にKAISTでの指導教官から「君の英語は分かりやすかったよ。」と言って頂けたことは、自分にとって大きな自信となりました。

小林 諒平(韓国・KAIST)

小林 諒平(韓国・KAIST)

機会があれば、留学に挑戦してください。私の場合は1学期(4ヶ月)の留学でした。ただ、留学先の大学の授業や英語に慣れるのに1、2ヶ月かかったため、4ヶ月は短く感じました。語学力の関係から、留学自体を諦めてしまう人がいると思います。私も自慢できる英語力はありませんでしたが、留学を決意しました。最初は、英語を使ってのメールや会話に苦労しましたが、慣れるにしたがい以前よりスムーズに英文メールや会話をこなせるようになりました。英語の問題は、時間が解決してくれます。「英語力がちょっと不安...」という気持ちがあったとしても、留学できる機会があれば是非トライしてみましょう。

・現地での生活はいかがでしたか?
KAISTは全寮制ですので、学生はみな寮で生活をしており、授業も寮から簡単に行けてしまう距離にあったので、便利でした。部屋は相部屋で、6畳程度の広さでした。扉を開けて部屋に入るとベッドが両脇にあって、その奥にデスクが置いてありました。相部屋になった学生は身長が2mほどあるスウェーデン人でした。
留学中は、平日はほぼ授業と研究漬けの生活でした。授業がないときは主に図書館へ行って勉強をしていました。私を含め、基本的にみなストイックな生活をしていたという印象があります。それでも、休日は公園で他の学生たちと遊んだり、食事をしたり、ときには息抜きにソウルに出かけたりして過ごしました。

・留学してよかったと実感していることについてお話しください。
自分のネイティブの言語を使わないで生活していくということがどんなものなのか体験できたことは、大きな収穫でした。それから、多少のことでは物怖じしなくなりました。留学した当初は、日本人学生は私一人だけでしたし、ディスカッションやグループワークで意見を述べるにしても、誰の助けを借りるわけにもいきませんでしたので、ある意味開き直るしかなかったということも良かったと思います。

・韓国について、文化的にはどんな印象でしたか?
とにかく物価が安い。タクシーの値段が日本の約4分の1なのにはびっくりしました。無料のウォーターサーバー(浄水器)が至る所にあるのも、日本にはないことでちょっと驚きました。


8:00AM~9:00AM 起床・身支度
9:00AM~10:00AM 朝食(KAIST内のお気に入りのピザハウスで)
10:30AM~12:00PM 授業(火・木)、授業に出ていない時間は図書館など
12:30PM~2:00PM 授業(月・水)、授業に出ていない時間は図書館など
12:00PM~1:00PM(火・木)
3:00PM~4:00PM(月・水)
昼食(朝食と同じピザハウスや学食)
3:00PM~11:00PM コーヒーを買って研究室へ(適宜夕食)
11:00PM~0:00AM 帰宅・就寝




・現地での生活はいかがでしたか?
KAISTは全寮制ですので、学生はみな寮で生活をしており、授業も寮から簡単に行けてしまう距離にあったので、便利でした。部屋は相部屋で、6畳程度の広さでした。扉を開けて部屋に入るとベッドが両脇にあって、その奥にデスクが置いてありました。相部屋になった学生は身長が2mほどあるスウェーデン人でした。
留学中は、平日はほぼ授業と研究漬けの生活でした。授業がないときは主に図書館へ行って勉強をしていました。私を含め、基本的にみなストイックな生活をしていたという印象があります。それでも、休日は公園で他の学生たちと遊んだり、食事をしたり、ときには息抜きにソウルに出かけたりして過ごしました。
・留学してよかったと実感していることについてお話しください。
自分のネイティブの言語を使わないで生活していくということがどんなものなのか体験できたことは、大きな収穫でした。それから、多少のことでは物怖じしなくなりました。留学した当初は、日本人学生は私一人だけでしたし、ディスカッションやグループワークで意見を述べるにしても、誰の助けを借りるわけにもいきませんでしたので、ある意味開き直るしかなかったということも良かったと思います。
・韓国について、文化的にはどんな印象でしたか?
とにかく物価が安い。タクシーの値段が日本の約4分の1なのにはびっくりしました。無料のウォーターサーバー(浄水器)が至る所にあるのも、日本にはないことでちょっと驚きました。