合同プログラム生の文化交流活動
文責:清華大11期生 (和訳:東工大11期生成澤勝)
東工大・清華大大学院合同プログラムは11年目に入りました。両大学での研究能力、実践能力を養成することはもちろんですが、両国の文化を学ぶこともプログラムの大きな目的です。今回は今秋来日予定の清華大11期生が留学前の日本文化交流活動の模様を紹介いたします。
★☆日本文化体験と日本料理をたしなむ☆★
合同プログラムには北京駐在教員の西敏夫先生ご夫妻が駐在していらっしゃいます。先生には基礎専門科目や色々な講義を教えていただいていますが、奥様からは日本の文化を教えていただいています。
日中文化交流活動のメインは日本語の学習です。それも、難しいテキストを使用するのではなく、日常生活で必要な会話や習慣を覚えながら日本語を習得していく方法です。
そのため、生活習慣も学べ、日本に行ってからもきっと困らないだろうと思っています。
また、時々ホームパーティを開いてくださり、私たちに日本料理をふるまってくださいます。すき焼き、手巻き寿司、いなり寿司・・・とたくさんのお料理で、どれもとっても美味しいです。その際に日本料理に興味のある学生を準備に誘ってくれ、お手伝いをしながら、作り方も学ばせていただきました。
そのパーティでは、楽しく会食をしながら、奥様が日本文化について色お話しをしてくださいます。その中でも中国でも有名な日本文化の茶道と華道。挿し花体験講座を開いていただき、心鎮めて花を活ける貴重な体験を楽しみました。
その他にも、日本の伝統的な遊びを教わります。なかでも、お正月に遊ぶカルタというカードゲームは日本語の習得にも大いに役立っています。ゲームでは清華大に留学中の東工大生と遊びながら話すことで互いの理解を深め合い、友情が培われていきます。この友情が未来の日中友好に必ず良い影響をもたらすと実感しています。
集中講義にいらっしゃる先生が日本のお菓子をお土産に持って来てくださり、日本文化交流活動から日本文化の特徴や生活主監を学ぶことにより、留学前の不安がなくなり、日本の生活に溶け込み、研究に励める環境の整った合同プログラムに感謝しつつ、両国の発展のため、積極的に貢献できると思っております。