学生たちの声

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新たな研究環境に、胸はずむ!

本プログラムに参加する学生たちは一様に行動力があり、チャレンジ精神に溢れています。本プログラムを志望する動機は「中国(日本)での研究環境に興味がある。」「中国(日本)の文化を体験したい。」「あえて厳しい環境に身を置くことで自己研鑽をしたい。」など様々です。
日本からの学生の派遣は、2005年8月からスタートし、毎年約10名の学生が北京の清華大学に滞在し、研究活動を行っています。一方、中国からの学生の受入は、2006年3月からスタートし、こちらも毎年約10名の学生が来日し、東京科学大学で研究活動を行っています。

修了生からのメッセージ ※内容は取材当時のものです。

ナノテクノロジーコース - Nanotechnology -

東工大8期生
尾田 良晶
ODA Yoshiaki

①プログラムに参加した理由
清華大学への留学は、学内で偶然パンフレットを目にしたことがきっかけでした。中国トップレベルの大学で研究活動をすることに魅力を感じ、留学を志望しました。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
本プログラムでは語学・研究・生活すべてにサポートがあり、心強かったです。プログラムに参加する方は、何事にも積極的に取り組んでください。留学で得られる経験や友人は、その後の研究活動や人生で大きな財産となります。限られた時間を、後悔のないものにしてほしいというのが私からのアドバイスです。また、相手の立場を理解して、語学をツールとして活動できれば、将来の選択肢の幅が広がります。

清華大8期生
劉 辰洋
LIU Chenyang

①プログラムに参加した理由
日本の文化や日本人の考え方等に関して自分の見聞を拡げ、日中間の教育や研究に関する違いを知りたかったので参加しました。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
留学中、東工大の素晴らしい教員や学生と仕事をしたことは、日本人の行動や知識、文化、考え方を学ぶ貴重な機会となり、私の人生にも大きな影響を与えてくれました。日中間のより良い関係を築くために、コミュニケーションを深める意味でもこのプログラムは模範的なものだと思います。

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清華大8期生
劉 圓圓
LIU Yuanyuan

①プログラムに参加した理由
私はこのプログラムの話を聞いた時に高分子科学と高分子工学の分野で有名な東工大で学べるチャンスだと、すぐに参加を決めました。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
東工大での研究活動により、視野を拡げ、より高度な研究ができる力を身につけることができました。そして中国と同じような伝統的文化に大変興味を持ちました。留学中には日本国内を色々と旅して、綺麗な景色、親切な人々、素晴らしい文化を堪能しました。是非、この素晴らしい機会を利用して日本での研究や生活を楽しんでほしいと思います。

東工大9期生
齋藤 慶考
SAITO Yoshitaka

①プログラムに参加した理由
私はこのプログラムが中国で学位取得を目指すプログラムである為に参加しようと決めました。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
留学当初は言葉の壁だけでなく、1年間で研究成果を出さなければならないというプレッシャーから辛いと感じる時もありました。しかしながら、日々バックグラウンドの異なる中国人学生と協力して研究を進める中で、中国語も自然と上達し、違いを受入れながら自分の考えを主張することが出来るようになったと感じています。学生時代に世界で最も影響力のある国の一つである中国に身をおいて学ぶ経験は、人生の掛け替えのない財産になると思います。

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東工大14期生
新川 真弘
SHINKAWA Masahiro

①プログラムに参加した理由
本プログラムの卒業生である当時の先輩におすすめされたことがきっかけです。自費で清華大学に渡航した際に、英語・中国語を使いながら研究活動を進める環境を目の当たりにし、自分の成長にとって大きな力になると考え参加を決めました。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
本プログラムは、言語、文化、時間的に高い壁があるなかで研究を進めていく必要があります。時にはプレッシャーに押しつぶされそうになりますが、周りの友人と励ましあいながら北京で過ごす時間は充実したものになりました。今後、アジア・アフリカへと市場が移るにしたがって中国と日本の関係はますます重要なものになってくるはずであり、学生時代に偏見のない視点で中国人学生と交流していくことは、社会人になった後ではできない経験です。専門知識や言語力といったスキルはもちろんのこと、こういった"目に見えない"経験が今後社会に自身の能力を還元していく中でいきてくることを確信しています。少しでも興味があればぜひ参加をお勧めします。

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清華大15期生
陸昳叡
LU Yirui


東工大の研究室はとてもいい実験環境で、先生や学友と実験中の問題を検討することができるので、とても実りがありました。日本人は細部に真摯に取り組んでいると思います。 休日に、色々な美術館に行きました。日本の芸術家の自然と建築と芸術を完璧に結びつけることがとても好きです。そして、Estee Launder日本研究開発センターで短期インターンとして日本人と一緒に働きました。学生から社会人まで、勉強するべきことがたくさんあり、いい経験になりました。
この一年間で、成長する事ができ、視野も広くなりました。心から感謝しています!

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清華大15期生
黄 宇
HUANG Yu


私は材料コースのホアンユイともうします、2019-2020年にすずかけ台キャンパスの舟窪研究室で勉強しました。 去年の日本での生活は、本当に楽しかったです。研究室の先生や学生達は、熱心で、優しいです。東工大での研究活動で、先生や先輩の助けがあり、研究テーマが順調に進み、とても実りのある生活でした。研究以外にも、休みの日は研究室の仲間と日本の文化や習慣を体験して旅行に行きました。コロナの影響であまり旅行ができなかったのは残念でした。
私は日本で有意義な研究および日常生活を行えました。再び、日本で研究を行ったり、遊びに行きたいです!

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東工大15期生
臼井 慧
USUI Kei

①プログラムに参加した理由
本プログラムの説明会に参加したときに留学から帰国した先輩の話を聞き、研究や日常生活において日本ではできない色々な経験を積めると感じ、参加しました。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
留学中の生活は言葉が通じないことや文化の違いなど戸惑うことが多くありました。さらに、短い期間で研究結果を出さなくてはいけないなどプレッシャーもありましたが現地の先生や学生の力を借りて乗り越えることができました。研究室の仲間や一緒に講義を受けた友達とは学外へご飯や観光など遊びに行く機会もたくさんありました。苦楽を共にした仲間を得ることができるのも大きな魅力だと思います。このプログラムは先生方や事務員の方のサポート体制が充実しており、現地の先生とのマッチングや奨学金制度の利用においてなど大変お世話になりました。この留学に興味を持った方やこれから留学する方には早めに行動することをお勧めします。私の場合はコロナウイルスの影響で渡航が途中で打ち切りになりましたが渡航前に研究テーマを決めたり、現地で早めに卒業単位をとっておいたため学位も取得できました。

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東工大15期生
平林 透
HIRABAYASHI Toru

①プログラムに参加した理由
国内外で活躍できるような人になりたいと考えたときに、欧米でなくアジア中国で最高峰の大学で挑戦することは特別で他にはない経験を積めると感じ参加しました。多くの中国の友人が後押ししてくれたことも理由の一つです。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
本プログラムは通常の修士課程生の友人らと比べて卒業が遅れてしまうことや、清華大学の学位取得条件が日本の大学と比べてかなり厳しいため修了が保証されてないなど、参加するのをためらってしまう理由が多々あると思います。しかしプログラムに一緒に参加し苦楽を共にする同期は一生の友人となるでしょうし、海外での厳密な修了条件をクリアする経験は将来の博士・社会人時代の両方に資すると感じています。また先生方や事務員の方のサポート体制・奨学金が充実しており、留学に際して研究や興味のあることに集中できる環境が整っていることも魅力の一つです。ただ百聞は一見に如かずなので、まずは身近な中国人を見つけて少し話してみることから始めるといいと思います。そんなちっちゃな経験が一生の経験の入り口になるかも!

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バイオコース - Bioscience and Biotechnology -

東工大8期生
藤 亮介
FUJI Ryosuke

①プログラムに参加した理由
科学技術の発展が著しい中国に身を置き、自分の研究力を試してみたかったからです。中国トップ理工系大学である清華大学において、現地の学生と切磋琢磨しながらバイオテクノロジーの研究をするのは貴重なチャンスだと考えました。また、留学前の中国語講座開講や留学先での担当教官からのサポートも大きな決め手でした。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
参加する学生には学業はもちろん、ネットワーキングや中国国内旅行などの課外活動にも積極的に参加して欲しいと思います。是非、中国の文化や考え方を肌で感じて貴重な経験として日本に持ち帰り、今後の進路選択や学業の取り組みに活かしてほしいです。

清華大8期生
王 天民
WANG Tianmin

①プログラムに参加した理由
このプログラムに参加することにより、視野を広げ、将来的に博士課程での研究をする上での良いきっかけを見つけたいと思い、参加しました。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
充実した留学生活をおくるためには研究室のメンバーとの交流を深め、研究においても協力し合いながら、常に新しい分野に取り組むことをお勧めします。また、時間があるときには日本の自然や魅力的な文化にも積極的に触れてみてください。

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清華大8期生
謝 歓
XIE Huan

①プログラムに参加した理由
幼い頃から日本の文化や歴史に興味があったので、このプログラムの存在を知ったときは是非参加したいと思いました。海外の大学院で研究生活を送ることは知識を得るだけでなく新しい出会いも生まれ、とても良い経験になると考えていました。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
絶対にこの機会を逃してはいけない、の一言に尽きます。東工大に留学した一年間は私にとって一番大切な思い出です。多くのことを勉強でき、研究室の先生や同輩たちと仲良くなりました。貴重な経験ができて、本当に良かったです。

東工大9期生
南 隆之
MINAMI Takayuki

①プログラムに参加した理由
留学に興味はあったものの、2年の浪人を経て東工大に入学したこともあり、語学留学の類には躊躇していました。偶然、研究室で直接指導してくださった先輩がプログラム修了生だったことから詳しい話を聞き、語学ではなく研究がメインであり、かつダブルディグリーを取得できるという点に惹かれ、行かなかったら後悔するという直感から、プログラム参加を決意しました。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
一生の友となる中国人学生との出会いや、レベルの高い研究活動、世界各国から集まる優秀な留学生や日本では会えないような駐在員の方々との交流など、このプログラムで得られる恩恵は本人次第で無限大にあります。少しでも興味を持ったのであれば、ぜひ参加をお勧めします。

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清華大15期生
王 彦珺
WANG Yanjun

清華大学の学部3年生の時、東京工業大学と清華大学の大学院合同プログラムについて知り、参加を希望しました。 邢新会先生の推薦で、私はプロジェクトにスムーズに参加しました。 修士課程1年生の時、清華大学で日本から留学してきていた菱川さんと知り合いました。 私たちは良い友人となり、清華大学化学学部の新入生活動やコース研究のおかげで、言語と学力が成長しました。
東京工業大学に留学した1年間は、充実した安心感を感じました。 学業では初めて全て日本語の授業に参加し、日本語能力が飛躍的に向上しました。 私が所属した山本研究室は、アカデミックな雰囲気だけでなく、リラックスした課外活動もたくさんあります。 研究室での食事(ハッピー・フライデー)は月に1回、定例会や忘年会があります。
新型コロナウイルスの流行の影響により、学校は一時的な閉鎖と長期の登校者数管理を行いました。東工大が講じた多くの予防策は、同期のプログラム生の健康と安全を確保し、日本でのプログラム期間を無事に終了し、中国へ帰国することを可能にしました。
プロジェクトの先生たちに、誠に感謝いたします!

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社会理工学コース - Decision Science and Technology -

東工大8期生
林田 駿弥
HAYASHIDA Shunya

①プログラムに参加した理由
中国の頭脳と共に学ぶことで切磋琢磨したいと思ったからです。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
現地では生活面や研究面で多くの壁を乗り越えなければならないと思います。しかし東工大や企業の方の支援、現地の先生方や友人の協力、プログラム生の心強い存在があるので乗り越えることができると思います。このプログラムをどう活用するかは人それぞれですが、最大限に環境を活用することを意識すれば必ずいい経験ができます。色々な物事に興味を持ち日本では学べないことをすべて吸収して将来の貴重な糧にしてもらいたいと思います。

清華大8期生
郝 文艶
HAO Wenyan

①プログラムに参加した理由
比較文学の勉強で伝統的な手法の他に、科学的なアプローチ方法を知りたく、東工大に自分の研究方向と合致する劉先生がいらっしゃったから。ゼミ以外の科目は自由に選択でき、ゲーム理論から民事訴訟法まで幅広い勉強ができることはとても魅力的でした。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
優秀な教授陣、整った設備、リソースを十分に活かし、充実した学生生活を送ってください。留学中は自ら積極的に色々な方々と交流して相手国の文化、国民性をより理解する。進路を早めに考え、逆算してスケジュールを組み、今は何をすべきかをよく自問自答することが大事です。

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清華大8期生
李 斌
LI Bin

①プログラムに参加した理由
国際的視野を広げようと思い、このプログラムに参加しました。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
清華大では文系学院所属、東工大では社会理工学研究科に所属し、文理融合の理念をしっかりと学びました。異分野の先生の授業も受講できるので、私の知識の幅もとても広がり、一年間の留学生活は一生の宝物になりました。相手国での研究期間はその文化や習慣を学ぶ良い機会です。国際的人材育成のチャンスですので、有意義に過ごしてください。

東工大9期生
篠原 爽
SHINOHARA So

①プログラムに参加した理由
語学を身に付けることは最終的な目標ではなく、何かを成し遂げるために使う武器を手に入れることだと考えていたので、単なる語学留学や単位交換の留学ではなく、中国語を使って現地の学生と同じように生活をし、学位を取得できるというところに魅力を感じました。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
中国で生活し、学位を取得して大学院を修了するということは自分自身を成長させてくれる体験だと思います。今まで生きてきた常識が通用しない、日本とは異なる環境で自ら主体的に動き、高い目標を持って頑張ってください。

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清華大15期生
李丹
LI Dan

鄭美紅先生のおかげで、私は清華大学-東京工業大学の大学院合同プログラムに参加して、東京工業大学と縁を結ぶことができました。このような貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。 日本に行く前、留学生活への期待とともに不安も感じていました。幸いにして、日本の指導教員の林直亨先生や研究室の学生たちはとても親切でした。彼らの助けで、私はすぐに日本での生活に慣れました。東工大で清華と違った授業を受けてとても楽しかったです。授業を通じて日本の文化を知り、日本語も勉強しました。中国と違って、日本では旧歴の正月は祝わないので、あの日まだ授業がありました。私が感動したのは、日本語の先生は授業が終わる時、わざわざ中国語で新春のお祝いをしてくれました。
研究の上で、林直亨先生は私の考えをとても支持してくれて、大変お世話になりました。林先生は真面目で博識なうえにユーモアもあります。先生の指導の下で働くことができて、とても光栄に思います。私の研究計画はコロナウイルスのために影響を受けましたが、林直亨先生はいつも丁寧に指導してくれました。
東工大・清華大学大学院合同プログラムを通じて、大川玲さんや丸茂勇斗さんなどと出会えて、貴重な友情を得ることもできました。彼らは留学生として清華にいる時から、我々は知り合いになりました。わたしは日本にいるとき、彼らもたくさん助けてくれました。日本を離れる前にも、日本人の友人と一緒に日本で短い観光をしました。また、プログラムの王亜民先生の紹介のおかげで、「アジアの新しい風」に参加しました。組織のペンフレンドが日本語の練習を手伝って、日本の文化を紹介してくれました。寿司作り、みかん狩りや博物館見学などさまざまな活動が私の日本生活を豊かにしてくれました。
このプロジェクトは私の個人的な成長を助けてくれましたし、素晴らしい思い出もたくさんできました。このプロジェクトに参加できてとても光栄と思います。

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清華大15期生
葛諾
GE Nuo

東工大で過ごした充実した楽しい時間を忘れる事はありません。 常に私を励まし指導してくださった先生方や、いつも助けてくれてそばにいてくれた友人たちに心から感謝します。
COVID-19の流行が早期に改善し、日本とそして美しいキャンパスに戻り先生方や友人たちと再会できることを楽しみにしています。

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東工大15期生
西島 光洋
NISHIJIMA Mitsuhiro

私は中高生の頃から中国語を勉強しており、中国への留学にはかねてから興味がありました。また、本プログラムであれば、2つの異なる専門分野をそれぞれの大学で研究することもできます。そのため、自らの適性を確かめ、将来専門とすべき研究分野を模索するという意味でも、本プログラムは私にとってぴったりなものでした。
実際、私にとって、博士課程で専攻すべき研究分野を見定めることができたのが、本プログラムを通しての一番の収穫です。また、私は研究者として、科学技術分野で著しい発展を遂げる中国でも活躍の場を持ちたいと考えています。英語が一番重要なことは言うまでもありませんが、それに加えて、研究発表や論文執筆などを通して、中国語力を更に向上させることができたのも収穫の1つです。
さて、本プログラムは、両大学の修士号を取得できることが大きな利点の1つとして挙げられます。しかし、修士号を取る以上、それぞれの大学で相応の研究をして、修士論文もそれぞれ書く必要があります。東工大から清華大学で留学する方法には、本プログラムの他に、派遣交換留学やキャンパス・アジアプログラムなど学位取得を伴わないものもあります。東工大を経由せずに、清華大学に直接入学するという方法もあるでしょう。その中から、自身の専攻・留学の期間・留学に求めるものなどを勘案した上で、本プログラムに参加されることをおすすめします。

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東工大15期生
中村 璃沙
NAKAMURA Risa

①プログラムに参加した理由
研究テーマとして人の国境を超えた移動に興味があり、有数の移民排出国である中国での研究が有益になると考えました。世界ランキングでも上位に食い込むアジア有数の教育機関である清華大学への学位留学は、学術的な面に加えて、英語以外の語学を習得する良い機会であると捉えていました。 また、学部での米国留学では、自分が日本人よりもアジア人であることを感じる部分が多く、アジア諸国の中に飛び込んでみたらどうなるのかという好奇心がありました。

②後輩、参加を考えている人たちへのアドバイス
両方の大学院で単位を取得しながら修士論文を書き終えることは想像以上に大変で、且つコロナで実際の北京滞在が半年程度になり、モチベーションの維持に苦戦しました。どのような環境下でも「なんとかなる、なんとかする」姿勢を身に付けられたこと、実際に無事2つの修士号を取得できたことは、今後の自分にとって大きな自信になると思います。 能動的に動き続くことが求められますが、事務室の方や先輩方のサポートが充実していますし、何より自分の行動次第で経験の質も量も広がるプログラムです。

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東工大16期生
渡辺 広樹
WATANABE Hiroki

コロナの影響により、当初考えていた様な中国への留学は叶いませんでしたが、東工大清華プログラム事務室の皆様のサポートと、清華大学のご厚意により、卒業間際にごく短期間ではありましたが、清華大学を訪問することができました。

中国について学び、中国の人々と交流した経験は、自分にとって大きな財産になりました。今後も本プログラムを通じて得たスキルや人との繋がりを博士課程での活動に役立てていきたいと思います。

決して楽ではありませんが、人として成長する絶好の機会を提供してくれる素晴らしいプログラムです。言葉や自信は後からついてきますので、是非一歩踏み出してみてください。

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東工大17期生
三浦 皓
MIURA Ko

国内外で活躍でき、アジアを代表できる人材になりたいと考える中で日中のトップ校それぞれで修士号を得ることができる本プログラムに出会い、受験を決めました。
 コロナ禍の入学で渡航の目処が立たない状態が1年以上続きオンラインでの学習が続きました。東工大の授業と清華大の授業を同時並行で進める時期や、東工大の修士論文と清華大学の中間発表を同時期に行うなどタフネスが要求される時期もありました。ビザの発給が再開され、やっとの思いで清華大学の最後の学期を過ごせました。
 2年半の期間で2つの修士号を目指すのは簡単なことではありません。しかし、このプログラムを通して得られる経験は研究のみにとどまりません。指導教員や事務室の皆様の献身的なサポートで修了に至ることができました。この経験を活かして、清華OBとしても東工大OBとしても社会で活躍していきたいです。

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関連リンク ※内容は取材当時のものです。

■世界で活躍する同窓生 東工大・清華大学大学院合同プログラム修了生

  • 東工大 1期生 (ナノテクコース)河野 俊司さん
  • 清華大 2期生 (社会理工学コース) 高 揚さん

■国際交流TOPICS_ 東工大・清華大学大学院合同プログラム
◇参加学生からのメッセージ

  • 東工大 8期生 (ナノテクノロジーコース) 尾田 良晶さん
  • 東工大 8期生 (バイオコース) 森川 裕一さん
  • 清華大 9期生 (社会理工学コース) 周 皓昕さん

■国際交流 特色ある国際交流の取り組み_ 清華大学との大学院合同プログラム
◇修了生からのメッセージ

  • 東工大 12期生 (ナノテクノロジーコース) 鈴木 崇大さん
  • 東工大 9期生 (バイオコース) 梅津 純平さん
  • 東工大 13期生 (社会理工学コース) 有満 勇人さん

■東京工業大学・清華大学大学院合同プログラム卒業式典報告

  • 東工大 8期生 (社会理工学コース) 林田 駿弥さん
  • 東工大 8期生 (バイオコース) 藤 亮介さん - (写真)東工大9期生 南 隆之さん、梅津 純平さん